北海道胆振東部地震は、死者41人、負傷者700人弱(12日現在)という甚大な被害を本道に与えた。ほぼ全域が一時停電となる中、DMAT(災害派遣医療チーム)は3日間で最大68チームが活動。医療機関からは建物損壊等の大きな被害報告はなかったものの、人員不足や機器・設備の使用も制限される状況で、懸命な救急活動、医療提供に追われた。 道は震災発生から3時間ほどで道内DMATの派遣を要請。震源に近い災害拠点病院の苫小牧市立病院に東胆振活動本部拠点本部を置き、札医大病院と市立室蘭総合病院から各1チームを派遣、その後、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、新潟にも派遣要請した。 |