北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2018年(平成30年)4月6日付 

道内専攻医、内科90・総合診療13人─3次採用状況

 日本専門医機構は、厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」に、専攻医の基本領域別採用状況等に関するデータを提出した。3次登録の採否通知日だった3月15日現在、本道採用・登録者数は速報値から増減なく296人、臨床検査を除く18基本領域で採用があった。
 2016年度に採用された道内初期臨床研修医(332人)の89%の水準。全国では15人減の8,394人となった。

 


急性期2・3の入院医療調査、18年度下半期以降に実施─改定疑義解釈

 厚生労働省は、2018年度診療報酬改定に伴う疑義解釈(その1)を地方厚生局や都道府県等に事務連絡した。医科診療報酬点数表222項目をはじめDPC、歯科、調剤、訪問看護に関連する事項をまとめている。急性期一般入院料1と7対1入院基本料の施設基準の「自宅等に退院するもの」の中に、同一敷地内の介護医療院に退院した患者も含まれると説明した。
 急性期一般入院料2・3の施設基準にある「厚生労働省が入院医療を担う保険医療機関の機能や役割について分析・評価するために行う調査」は、中医協の議論に資する目的で、18年度下半期から19年度上半期に実施予定。

 


旭医大、遠隔医療・介護まで支援─初の共同研究講座開設

 旭医大(吉田晃敏学長)は、クラウド遠隔医療やIoTを活用して医療・看護・介護に関する包括的なケア情報を共有・集約し、同大病院で急性期治療を受けた患者を在宅医療や介護まで円滑に切れ目なく支援するため、企業との初の共同研究講座「遠隔医療・介護共同研究講座(IoTクラウド医療のグローバルモデル構築)」を開設した。
 国内で最も医療介護連携システム導入実績の多いカナミックネットワーク(東京)と、3月末に調印式を行った。講座長として消化器・血液腫瘍制御内科学分野の藤谷幹浩准教授が特任教授を兼務し、専任教員3人、臨床や看護などの兼務教員10人、共同研究員1人の15人体制でスタートする。

 


三樹会、男性の悩みに総合対応─更年期・性機能障害外来

 札幌市・白石区の三樹会病院(中嶋久雄理事長、佐藤嘉一院長・99床)は、男性更年期障害や勃起不全(ED)などを対象に、高度な診断・治療を実施する専門外来を設置。不定愁訴だけでなくメンタル面なども含め、悩みや症状の総合的なケアに取り組んでいる。
 従来、更年期障害は女性特有の症状とされ、男性については医学的に注目されていなかった。同病院では、満足な治療を受けられない患者に専門的な治療を提供するため、2002年4月から男性更年期・勃起不全(ED)外来を開設。

 



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