日高管内浦河町の浦河赤十字病院(武岡哲良院長・246床)看護部は、ワークライフバランス(WLB)推進に向けて、就業規則の周知や、規則内容の検討会の開催を通して職場環境を改善。有給取得者の増加、看護師の定着につなげている。 病院は1990年から看護専門学校を併設し、道内を中心に多くの看護師を輩出している。同校から毎年一定数を採用しているが、3〜4年で退職する職員が多いことから定着が喫緊の課題だった。 看護師の平均勤続年数は8年と短いため、年齢層は若年の20代が半数以上を占め、指導を務める中間層が圧倒的に少ない状況が続いていた。 |