北大病院(宝金清博院長・946床)は、医師の手術手技トレーニングや新しい術式の研究開発を行う「遺体を使用した外科解剖・手術手技研修」(CAST)を本年度から試行する。臨床解剖実習室の新設や研修に必要な手術器械を購入するため、企業、医療機関、医師らから寄付を募り、研修体制充実を図っていく。
CAST(Cadaveric Anatomy and Surgical Training)は、北大オリジナルの事業名称。外科系診療科や解剖学分野のスタッフで構成する実施運営委員会(委員長・平野聡消化器外科?教授)を立ち上げ、日本外科学会と日本解剖学会がまとめた「臨床医学の教育研究における死体解剖ガイドライン」に沿い、同意を得ている北大白菊会の献体を用いて行う。
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