富良野協会病院消化器内科の西川浩司主任部長(日本温泉気候物理医学会専門医・評議員)は、第20回温泉学会定山渓温泉大会で「温泉と医療」をテーマに特別講演。メタボリックシンドロームが温泉療法で改善するとの研究成果を示した。
糖尿病入院患者7人に対し、川湯温泉(釧路管内弟子屈町)の硫黄泉を5倍希釈した湯200mlを朝食・夕食前に1日2回飲ませ、その前後でHbA1cと総コレステロール値を測定。4週間続けた結果、HbA1cは7.1から6.8、総コレステロール値は202.6から183.0へと有意に低下した。
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