北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
週刊:北海道医療新聞

平成27年(2015年)7月24日付

道、医療機能別の病床数を公表

 道は、2014年10月1日に施行された病床機能報告制度に基づき、一般病床・療養病床を有する病院・診療所の医療機能ごとの病床数等をまとめた。14年7月1日時点で各医療機関が自主的に選択した区分別状況を、6年後に予定している機能と比較したところ、「急性期」が2.0%減り、「回復期」は25.7%増加した。
 同制度は、医療介護総合確保推進法による医療法改正を受けて、各医療機関の病床が担っている医療機能の現状と今後の方向について、病棟単位で「高度急性期機能」等4区分から1つを選択し、基本情報等の事項とともに、全国共通サーバ等を通じて報告する仕組み。


14年度全自病協決算、赤字割合2年連続半数上回る

 全自病協がまとめた2014年度決算見込額調査報告書によると、地方公営企業法適用病院(法適用病院)の赤字割合は前年度決算比で1.4ポイント増の55.3%となり、2年連続で半数を上回った。一方、地方独立行政法人が設立する病院(独法病院)の黒字割合は2.5ポイント伸び80.0%になった。
 会員病院871病院を対象に、3月末現在の状況を調査。法適用434病院(一般411、精神科23)、独法40病院の計474病院の回答をまとめた。


日本臨床腫瘍学会、薬物療法専門医に期待

 第13回日本臨床腫瘍学会学術集会(会長・秋田弘俊北大腫瘍内科学分野教授)が札幌市で開かれ、会長シンポジウム「がん薬物療法専門医に望む」を実施。2006年に初の同学会専門医が誕生してから合計1,000人に到達した記念企画で、がん医療に取り組むチームをまとめるコーディネーターとしての活躍に期待が寄せられた。
 同学会専門医制度委員会の南博信委員長(神戸大腫瘍・血液内科学分野教授)は、専門医として臓器横断的にがん薬物療法をトレーニングした上で、複数の診療科や多職種のチームの中で「リーダーシップを発揮し、がん医療のコーディネーターになってほしい」と強調した。


北海道泌尿器科記念、移転新築し8月3日オープン

 札幌市東区の北海道泌尿器科記念病院(谷口光太郎理事長、南谷正水院長・96床)は、診療機能の強化を図るため、北41条東1丁目1番25に移転、新病院を8月3日オープンする。増加する透析や手術に備え、病室の4割を個室化して、プライバシー重視の療養環境にしたのが特徴だ。
 新病院の開設に合わせ、理事長に関晴夫副院長、院長に飴田要副院長が就任。標榜はこれまでと同じ泌尿器科、麻酔科、放射線科の3科体制で、病床数を40床にする。

topへ戻る
ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。