函館中央病院(高※田竹人理事長、橋本友幸院長・527床)は、虐待が疑われる受診児を見過ごさないよう、院内児童虐待防止委員会を運営してから4年経過した。子どもたちの命を守るため、早期発見に努めるとともに、保護者への子育て支援を通して予防活動を推進している。 道南唯一の総合周産期母子医療センターを有する同病院で、医師、看護師、MSWらで組織する委員会が22年8月に発足。虐待の疑いが否定できない児童を「気がかり児」と位置付け、院内スタッフが発見した際、委員会事務局の医療相談室(休日夜間は当直小児科医)に連絡。明らかな虐待の場合は、すぐに児童相談所や警察に通報している。(※は異体字の高=はしごだか) |