北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

平成27年(2015年)1月30日付

26年度新基金、5事業対象に道が実施希望調査

 道は、26年度医療介護総合確保基金(新基金)を活用して取り組む「北海道計画」に登載する事業の申請受付前の実施希望調査を進めている。厚生労働省の補助金に関する告示を経て申請受付となるが、事業の計画期間が3月末までと限られているため、補助金を受けようとする医療機関・団体等の意向を事前に把握するのが狙いだ。
 調査対象は、(1)患者情報共有ネットワーク構築(2)遠隔医療促進モデル(3)病床機能分化・連携促進基盤整備(4)在宅医療推進(5)医師事務作業補助者導入支援―の5事業。


若年性認知症研修会、リハテーマに支援や訓練法学ぶ

 道と札幌市の主催する26年度若年性認知症従事者向け研修会が同市内で開かれた。札医大の石合純夫リハビリテーション医学講座教授、竹田里江作業療法学第2講座講師、道若年認知症の人と家族の会の平野雅宣理事長が、リハビリテーションの視点からみた認知症対応をテーマに講演し、総合討論を行った。


北大、27年度から献体で手術トレーニング実習

 北大病院(宝金清博院長・946床)と同大医学研究科(笠原正典研究科長)は、献体を用いた手術トレーニング実習の27年度中のスタートに向けて準備を進めている。学内外の若手医師へ参加を呼びかけ、手術スキルの向上を促していく。
 わが国の死体解剖保存法と献体法では、献体の解剖は「医学(歯学)の教育と研究」が目的とされ、学生の解剖実習に活用。医師の手術トレーニングについては、明確なルールがないため、これまで積極的に取り組む大学は札医大など少数だった。


北海道循環器、心血管研究センター開設

 札幌市中央区の北海道循環器病院(大堀克己理事長・95床)は、心血管研究センターを4階に開設した。山本匡医師がセンター長に就任し、冠動脈の動脈硬化など心疾患を中心に工学的な観点からのシミュレーション予測システムの開発や病院連携に活用できる患者データベースの作成などを目指す。


道看協ワークショップ、3病院がWLB推進

 道看協(平山妙子会長)は、26年度看護職のワーク・ライフ・バランス(WLB)推進フォローアップ・ワークショップを開催。道内3病院が今後の計画や時間外勤務削減の取り組みを報告した。
 滝川市立病院は、WLB推進組織を薬剤師や診療放射線技師など多職種で構成している点が特色。アクションプランに▽WLB支援制度の職員認知度アップ▽全道平均より高い時間外勤務の削減▽年休取得率の向上▽ケアに費やす時間を充実させ職員の満足度を高める▽人材の確保―の5つを設定している。

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