26年度研修修了者採用数、医育大・研修病院とも減少
道は、3月末に初期臨床研修を修了し、26年度から道内の臨床研修病院に採用された医師の状況をまとめた。採用者数は、3医育大計が前年同期比3人減の184人、臨床研修病院計は4人減の53人とともにダウン、総数は過去最低だった20年度と同じ237人にとどまった。 3月末で臨床研修を修了した医師数は、医育大が100人、臨床研修病院が169人で、合計13人増の269人。
全自病協調査、消費税補てん率は金額ベース69%
全自病協がまとめた26年度診療報酬改定影響率調査結果によると、消費税8%に伴う控除対象外消費税の補てん(還元)率は、1病院当たり平均値で80%、金額ベースで平均69%だった。専門病院で低く、病床規模でのバラツキが大きかった。 25年と26年の4〜6月の収入を比較。374病院の有効回答のうち、控除対象外消費税補てん率は214病院を分析した。
日本口腔・咽頭科学会で佐藤教授、がんワクチン成果を紹介
北大病原微生物学分野(有川二郎教授)の研究グループは、韓国の患者から採取したウイルスを使ってハンタウイルス感染マウスモデルの開発に成功。さらに感染マウスでのサイトカイン濃度の検証と免疫不全マウスを用いた実験から、特定のケモカインとT細胞が腎髄質の出血性病変の形成に関与している可能性が示唆されたという。 ハンタウイルスは、主にげっ歯類を自然宿主とし、人が感染した場合、腎症候性出血熱やハンタウイルス肺症候群を引き起こす。
函館市医師会病院、道警招き不審者対応訓練
函館市医師会病院(本原敏司院長・240床)は、不審者対応を学ぼうと、道警の護身術訓練指導者チーム「ASEDEL」を招いて実践訓練を開いた。周辺医療機関のスタッフも参加し、迅速な通報をはじめ、警察官が駆け付けるまでサスマタなどで不審者の動きを封じることや、院内マニュアル整備、定期的な訓練の重要性を確認した。 訓練に先立ち同病院は、カバンに包丁を忍ばせている疑いのある外来患者の家族を発見し、実際に110番通報したケースを紹介した。