北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

平成26年(2014年)5月2日付

合同プレゼンテーション、後期研修も説明・魅力知る機会に

 臨床研修病院合同プレゼンテーション2014札幌(主催・道臨床研修病院等連絡協議会)が、4月27日に札幌市で開かれた。今回から一部病院が新たにnews_top後期研修の説明も行い、本道の地域医療の魅力をアピールした。
 27年度に研修医を募集する58病院がブースを並べる中、後期研修の説明は16病院が実施。正式に受付した参加者は少数にとどまったものの、出展病院の応援にやってきた初期研修医が先輩や知り合いのいる他病院のブースに話を聞きに行くケースが散見された。


札医大、国内初の細胞医薬品製造販売でニプロとライセンス契約

 札医大(島本和明学長)は、ニプロと「脳梗塞及び脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞」の特許について、ライセンス契約を締結した。純国産の細胞医薬品を開発し、薬事法に基づく再生医療分野での医薬品として国内初の製造販売を目指す。
 患者の骨髄に含まれる間葉系幹細胞を体外で大量培養し、細胞医薬品を製造する。従来の医薬品とは原材料から製品ができるまで1患者1ロットのオーダーメイドという点で大きく異なる。


札医大病院、キャリア支援センター開設

 札医大病院(山下敏彦院長・938床)は、看護キャリア支援センターを開設した。病院看護部と同大保健医療学部看護学科がスクラムを組み、新人・中堅看護師、育児休業者、潜在看護師への研修と、看護学科学生に対する教育充実を推進していく。
 これまで同病院看護部の教育体制は、教育担当副部長と師長の2人を中心に、師長・副師長10人以上で構成する教育委員会が担っていた。新たに開設したセンターは、看護部長がセンター長を兼務するほか、専任の看護師4人を配置した。


道看協の新会館オープン、生涯教育の拠点に

 道看協(平山妙子会長)は新会館をオープンした。「生涯教育の拠点」をコンセプトに、旧会館の2.5倍の広さに生まれ変わった。
 新しい住所は札幌市白石区本通17丁目北3番24号。道立精神保健福祉センターと道路を挟んだ向かい側に、RC造地下1階地上4階建て延べ7,200平方メートルの建物を新築した。
 1階の図書室は蔵書1万1,000冊をそろえ、自習用デスクを整備。就職支援するナースセンターには子供連れを想定してキッズスペースも設けた。


カレスサッポロ、シミュレーションセンターを11月開設

 社会医療法人社団カレスサッポロ(大城辰美理事長)は、「カレスクリニカルシミュレーションセンター」を11月オープンする計画だ。医療現場を再現し、あらゆる状況の医療シナリオをリアルに体験できる高機能トレーニング用シミュレーターで看護師や医師がスキルアップを図り、地域にも開放する道内で初めての本格施設となる。
 センター整備に当たり、札幌市中央区の時計台記念病院(本田耕一院長・250床)に隣接するビル(地上8階建て延べ9,900平方メートル)を取得。7階の700平方メートルのスペースに、ICU、救急、一般病室、在宅の現場を再現する。

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