北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2023年(令和5年)5月26日付

24年度同時改定向け介護・医療意見交換会=厚労省

 2024年度介護報酬・診療報酬同時改定に向けた意見交換会の第3回会合が開かれ、人生の最終段階における意思決定支援をテーマに、介護・医療双方の立場から課題や検討の視点を共有した。利用者・患者本人の意思を確認するタイミングは認知症高齢者の増加等を踏まえ「一定の年齢に達したとき」「入院したとき」など、より早期から行う方向で検討。介護、医療がチームになって日々のニーズ変化を捉え、継続的に支援していく考え方も示された。同意見交換会は障害報酬を含むトリプル改定となる24年度改定の議論本格化を前に、社会保障審議会介護給付費分科会と中央社会保険医療協議会が課題等を整理するのが狙い。第3回は「人生の最終段階における医療・介護」について検討した。


健康増進教室の効果実証 北海道千歳リハ大

 千歳市の北海道千歳リハビリテーション大は、2022年度にオリジナル運動プログラムを実施した健康増進教室参加者の身体機能変化に関する調査結果をまとめた。腰曲がり予防教室では背骨可動域拡大、体幹伸展筋力増強がみられたほか、骨粗しょう症予防教室により膝伸展筋力向上、骨密度が高くなるなど、有意な効果がみられた。同大は取り組んだ独自プログラム内容と成果を地域のサロン活動実施主体や行政、事業者に発信し介護予防に役立ててもらう考えだ。


札幌市豊平区・就労支援B型「カフェ縁音」6月1日オープンへ

 札幌市豊平区で訪問介護を手掛けるレッドエンジェルは6月1日、就労継続支援B型事業所「カフェ縁音(えにしのね)」(定員20人)をオープンする。調理師が手掛けたメニューやコーヒーなどを提供し、障害者・高齢者福祉の相談窓口を設けるなど地域密着で運営する方針。障害者就労だけでなく多様な住民の集いの場として、地域共生社会実現を目指す。


高齢者生活支援の学生団体wacco 地域つながりづくり事業スタート

 高齢者に生活支援サービスを提供する北大生を中心とした学生団体wacco(わっこ)は札幌市北区の同大周辺地域に住む高齢者を対象とした、つながりづくり事業をスタートした。シーズネットなど高齢者支援NPOと連携し、コロナ禍で閉じこもりがちになった高齢者の外出機会を増やしていくのが狙い。同事業では同市さぽーとほっと基金を活用し、2023年度に15回のイベントを開催予定。第1弾として19日、VR(Virtual Reality)ゴーグルを使った仮想世界体験イベントを同区のシーズネットで実施した。


●一般企業と同程度以上の賃金上げへ24年度報酬改定対応を 物価・賃金高騰対策首相要望書 
●市町村自律的取り組み促すツール 地域づくり支援ハンドブック作成 厚労省、活用呼び掛け
●介護現場の爪白癬テーマ 科研製薬、東京でセミナー
●介護保険サービス北海道内事業所指定=4月30日
●北海道内市町村別キャラバン・メイト、認知症サポーター数(自治体型)=3月31日現在
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】札幌美しが丘脳神経外科病院(札幌市清田区)中村拓雄理学療法士
【企画】医療特化型「住宅型有料老人ホームきゃんばす栄町」(札幌市東区)
【連載】●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=17
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=12
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏
     ●支え合いのまちづくり講座-大学からのアプローチ=6
     北海道教育大函館校 齋藤征人教授

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