北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2023年(令和5年)3月31日付

21年度指導・監査 指定取消・効力停止20年度比4件減105件

 厚生労働省がまとめた2021年度介護サービス事業所指導・監査結果によると、指定取消、効力停止処分のあった介護保険施設・事業所は20年度に比べ4件少ない105件となった。内訳は指定取消56件(19年度60件)、一部・全部停止49件(同49件)。新型コロナの影響で集団指導、実地指導とも実施率は低調だった。21年度集団指導実施状況を見ると、全国1618自治体のうち792自治体が実施(実施率48.9%)。20年度に比べ上昇したものの、いまだ5割を切っている。都道府県、指定都市・中核市の実施率が100%近い一方で、一般市区町村は約45%と低調傾向。


児童発達支援・放課後等デイばんなぐろ 特養内にオープン

 石狩市内で特養、ケアハウス、地域密着型通所介護等、高齢者福祉サービスを提供する社会福祉法人瓔珞会は、4月3日から児童発達支援・放課後等デイばんなぐろをオープンする。高齢者と子どもが交流することで役割につなげる「ごちゃまぜ」ケアを職員が希望したことから、特養併設地域密着型デイと一体的に運営する。新分野への挑戦を契機に社会福祉法人としても進化していく方針だ。


「適切なケアマネジメント手法」学ぶ 普及推進オンラインセミナー

 要介護高齢者の生活継続を支えるためケアマネに求められる支援内容を体系化した「適切なケアマネジメント手法」普及推進セミナーを日本総合研究所(日本総研)がオンライン開催(動画配信)した。手法策定に関わった研究者や厚生労働省担当者らがケアマネ法定研修カリキュラムにも導入予定の同手法について講義。受講者は介護を受ける高齢者本人の望む生活を前提とするケア、支援内容を体系・項目化した同手法へ理解を深めた。同手法は介護の必要な高齢者本人、家族の生活継続のため、高齢者の状況に応じて各職域が培った知見と想定される支援内容を体系化し、掘り下げるべきアセスメント・モニタリング項目を整理、ケアマネの水準確保、多職種連携推進を目的とする。


ちとせ介護グランプリ3年ぶり開催 クイズで介護知識競う

 介護に関する知識を競い合う第5回「ちとせ介護グランプリ」が3年ぶりに千歳市内で開かれた。介護職が楽しみながら現場ではぐくんだ経験と知識を競うことで事業所間の相互交流・連携強化、チーム力向上、介護の魅力発信が目的。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断していたが再開、出場者はクイズ形式の出題で競い合った。ちとせの介護医療連携の会、千歳市が共催、同市を中心に北広島、石狩両市の介護事業所、病院から過去最多の16組が出場した。従来は高齢者役を相手に介助実演を競技に含めたが、今回は感染防止のため接触を避けてクイズ形式に。会場も座席間に間隔を設けて観客数を制限した。


●生活支援コーディネーターが行く=夕張市編
●介護福祉士国試合格率84.3%、過去最高を更新 北海道内合格者は14.1%増、3158人
●WAM貸付先訪問介護21年度経営状況 サービス活動増減差額比率7.3% 依然約4割赤字
●音声入力対応、両手が自由「CareViewer」新バージョン 5月からサービス提供開始へ
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


連載】●職業病(腰痛)を防ぐために必要な視点=34
     こしラボ 谷口英一氏(理学療法士)
     ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=10
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=5
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏

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