北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2023年(令和5年)3月10日付

訪問系サービス・居宅介護支援 LIFE活用で「ケア質向上期待」過半数

 訪問系サービスと居宅介護支援の半数を超える事業所は、科学的介護情報システム(LIFE)がケアの質を高めると前向きに捉えていることが、2021年度介護報酬改定効果を検証するため厚生労働省の実施した調査研究結果で分かった。次期24年度改定でLIFE関連加算対象拡大に向けた議論の基礎資料となる。


カイゴと働くを考えるフォーラム 札幌

 カイゴと働くを考える会は4日、札幌市内で「カイゴと働くを考えるフォーラム」(第2回産業ケアマネフォーラム)をオンライン併用で開いた。生産者人口の減る中で介護離職が社会課題となる一方、実際には離職後にケアマネ、地域包括支援センター等につながるケースの少なくない現状が浮き彫りとなった。同会は今後も企業と介護サービスをつなぐ産業ケアマネ、ワークサポートケアマネ周知を強化するなど、ケアマネの職域を介護保険外にも広げていく考えだ。


在宅終末期リハテーマ 北海道OT会、ケアマネ協会、MSW協会研修会

 作業療法士、ケアマネ、医療ソーシャルワーカーの3職種を対象に「在宅における終末期(看取り)のリハビリの視点」をテーマにした研修会がオンライン(Zoom)開催された。北海道作業療法士会、北海道介護支援専門員協会、北海道医療ソーシャルワーカー協会の主催。参加者は職種の垣根を超えて終末期ケアの重要性を再認識するとともに、理解を深めた。


北海道福祉教育専門学校=室蘭市「認知症あんしん生活実践塾いぶり」

 室蘭市の学校法人北斗文化学園・北海道福祉教育専門学校は2020年から毎年、認知症の在宅介護者を対象とした「認知症あんしん生活実践塾いぶり」を地域貢献事業として実施、手応えをつかんでいる。竹内孝仁国際医療福祉大大学院教授提唱の自立支援介護ノウハウを授業に取り入れ、地域住民に無料で提供。参加者の大半が「認知症症状に改善が見られた」とし、本人・家族ともに生活の質が向上したほか、支援する学生側にもソーシャルワーク視点の醸成されるメリットがある。


●音楽に合わせ手旗振り楽しくエクササイズ COLOR(札幌市中央区) 間接可動域、認知機能維持・改善など効果
●2021年度介護報酬改定効果検証結果(抜粋)=上
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】フィールドクルーズ 大野大地代表
【企画】旧キャバレー店舗活用夜間デイ、よいち銀座はくちょう(余市町)
【連載】●職業病(腰痛)を防ぐために必要な視点=31
     こしラボ 谷口英一氏(理学療法士)
     ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=7
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表
     ●いざという時、本当に役立つBCPをつくろう!=2
     奥村中小企業診断士事務所 奥村真一郎氏

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