北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2023年(令和5年)1月27日付

BCP策定、ICT、LIFE活用状況等調査 改定効果検証23年度実施分

 2024年度介護報酬改定に向けた議論の基礎資料となる21年度改定効果検証23年度調査分について、厚生労働省は第213回社会保障審議会介護給付費分科会に調査項目と実施内容、進め方などを示した。BCP(業務継続計画)策定、LIFE活用状況把握など7?8月ごろに調査を実施、集計・分析・検証を行い、9月をめどに速報値が同分科会に報告される見通し。


介護者生活の質にも着目を ケアマネ協会北海道ブロック研修大会

 日本介護支援専門員協会は北海道ブロック研修大会をオンライン(ZOOM)開催した。テーマはケアラー支援。柴口里則同協会会長が基調講演したほか、道内ケアマネの実践発表、パネルディスカッションを通して参加者は専門職として求められる支援に理解を深めた。基調講演テーマは「いま私たちに期待されていること」。柴口会長は冒頭、介護保険制度見直しについて検討する厚生労働省社会保障審議会介護保険部会の役割に触れて、「部会には皆さんの代表がいて、意見を通す道筋がある」と制度見直し、介護報酬改定動向に協会として対応していることを強調した。


札幌市23年度特養整備190人分 2事業者を決定

 札幌市は公募していた2023年度特養整備事業者を決定した。創設は社会福祉法人経山会と社会福祉法人友朋会の2法人で、合わせて定員190人分を整備。開設地はいずれも清田区内で、24年6月運用開始を予定している。定員増は6法人が選ばれ、計75人分を新たに整備する。


複合型サービス新類型 小規模多機能からショートを除いた形に

 介護労働安定センター北海道支部主催の介護経営セミナーが開かれ、小濱介護経営事務所の小濱道博代表が2024年度介護保険制度見直し審議の全容を解説。創設の決まった複合型サービス新類型が注目されるなど、内容を紹介する。


コミュニティカフェ「篠路まちづくりテラス和氣藍々」札幌市北区

 高齢化が進み独居者も多い札幌市北区篠路地区。地域住民の交流拠点として課題を解決しようと、コミュニティカフェ「篠路まちづくりテラス和氣藍々(わきあいあい)」が活動を展開している。専門職の協力を得て認知症カフェを開催。高齢者ボランティアがカフェ運営をサポートし、介護予防、孤立防止、生きがいづくりの場として機能している。


「ものづくり日本大賞」地域貢献賞 森サンクレエ代表取締役ら受賞

 経済産業省、厚生労働省、国土交通省、文部科学省の実施する第9回「ものづくり日本大賞」地域貢献賞を、AI介護記録システムを開発したサンクレエ(札幌市中央区)の森正人代表取締役ら3人が受賞した。地域貢献賞は、北海道経済産業局が道内産業等に大きく貢献したものづくり人材と法人を表彰している。道内からは8件39人が選定され、介護分野に携わるのは同社だけだった。


●過去最多143件 22年老人福祉・介護事業倒産 コロナ、物価高影響 小規模事業者が8割超
●24年度同時報酬改定向け介護・医療が意見交換 3月以降、3回程度
●介護保険サービス北海道内事業所指定=2022年12月31日
●厚労省権利擁護検討WG初会合 3モデル事業内容報告、金融機関と連携必要性確認
●2021年社会福祉施設等調査から 厚労省
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】ビリーブ(小清水町)木村俊代表
【企画】手稲区通所サービス連絡会が区内事業所合同レク(札幌市手稲区)
【連載】●職業病(腰痛)を防ぐために必要な視点=25
     こしラボ 谷口英一氏(理学療法士
     ●介護福祉事業所の人事労務戦略室―次世代リーダーを育てる!!=新連載
     社会保険労務士事務所ロームホーム 及川進代表

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