北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2022年(令和4年)10月28日付

24年度制度改正議論 管理者常駐を見直しテレワーク活用など

 厚生労働省は2024年度介護保険制度見直しに向け議論している社会保障審議会介護保険部会に介護人材確保と介護現場の生産性向上推進に関する論点を提示。経営の大規模化・協働化では、管理者常駐など「必ずしも利用者のサービスに直接関わらない業務」でテレワーク等の取り扱い明示が提案された。同省によると介護経営の大規模化・協働化を推進する施策として4月に施行された社会福祉連携推進法人制度で設立されたのは全国で4法人にとどまり、引き続き活用に向け周知している状況。


無添加手作り料理、障害GHで3食提供 NPOファミリーユ

 高齢福祉でも障害福祉でも健康な心と体をつくる食を通した支援の大切さが見直されている。札幌市清田区をはじめ、同市内に障害者グループホームなど10カ所以上の拠点を持つNPO法人ファミリーユは、添加物を含まない手作り料理の3食提供にこだわる。材料となる新鮮な野菜を育てる自社農園も整備し、添加物の多く含まれた出来合いの弁当などを好む入居者の食生活を「ちょっとずつ変えていく支援」を実践している。


高齢者の終末期医療を考える会 宮本礼子代表講演(上)

 第9回高齢者の終末期医療を考える会が札幌市内で開かれ、会場とオンラインを合わせて約350人が参加した。同会は、高齢者が穏やかな最期を迎えられる社会の実現を目指し、宮本礼子代表(江別すずらん病院認知症疾患医療センター長)が道内の医療、介護福祉関係者に呼び掛けて、2012年に同市で設立した。毎年、広く一般市民も対象とした講演会やシンポジウムを行ってきたが、一昨年と昨年はコロナ禍のため中止となり、今回は3年ぶりの開催。設立から10年の節目を迎えたことから「高齢者終末期医療はこの10年間でどう変わったか?自分が望む最期を迎えるために?」をテーマとして宮本代表が講演した要旨を2回に分け紹介する。(2回目は次号掲載)


札幌市中央区山鼻地区「ご近所ささえあいプロジェクト天使の輪」

 札幌市中央区で最も人口の多い山鼻地区。比較的古くから住み続ける富裕層が多いエリアだ。同地区の生活支援体制整備事業では、30年余り地域から親しまれてきた喫茶店「Tea Roomエンジェル」を拠点とした「ご近所ささえあいプロジェクト天使の輪」をスタート。地域住民の話に優しく耳を傾けてきた店主久我和子さんを、同区第2層生活支援コーディネーターの林徳晴生活支援推進員がサポートし、支え合いの輪を広げようとしている。


●軽度者への生活援助等 総合事業移行に反対 全国老施協など8団体 厚労省に要望書
●新型コロナ、インフル同時流行 オンライン診療は緊急時限定 日本感染症学会
●ヘルスケア関連134社掲載 北海道が企業ガイドブック作成
●介護人材確保、現場の生産性向上推進=社保審介護保険部会資料から
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】ナースビジョン(札幌市清田区)菅原一央代表取締役
【企画】薬局職員が困りごと相談も、NPO生活支援の会ねこのて(安平町)
【連載】●しくじりケアマネからのケアマネジメントアドバイス=12
     日本ケアマネジメント学会「認定ケアマネジャーの会」大島一樹理事
    (定山渓病院在宅ケアセンター所長)
    ●職業病(腰痛)を防ぐために必要な視点=13
     こしラボ 谷口英一氏(理学療法士)

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