北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2022年(令和4年)10月21日付

私のまちの「通いの場」自慢コンテスト 北海道内2件が優秀賞受賞

 厚生労働省「私のまちの『通いの場』自慢コンテスト」(実行委員会主催)で、鷹栖町の「あったかすリハビリ体操教室」と札幌市豊平区の通いの場「夏休みだよ!したっけ、みんなで集まるかい」が優秀賞を受賞した。鷹栖町では、町の一般介護予防事業で理学療法士が中心となりご当地体操考案、体操指導士を養成し住民主体の体操教室開設をサポート。札幌市豊平区は介護予防センター職員と生活支援コーディネーターが連携し、自治会のない団地で通いの場から共生のまちづくりへの発展を後方支援。いずれも専門職と住民が共に受賞の喜びを分かち合っていた。


第25回ケアマネ試験 受験者数3年連続増加 0.3%増5万4449人

 厚生労働省は、9日に全国で実施された第25回(2022年度)介護支援専門員実務研修受講試験の受験者数が第24回(21年度)に比べ159人(0.3%)増えて5万4449人だったと公表した。受験資格要件厳格化などの影響で受験者数大幅ダウンとなった第21回(18年度)が4万9332人、19年度は4万1049人と減少が続いたものの、第23回(20年度)は4万6415人と増加に転じ、第24回(21年度)は47年ぶりに5万人を上回り、第25回は微増ながら3年連続の増加となった。


「社協、福祉を身近に」札幌市社協と市立大学生協働、LINEスタンプ

 札幌市社協は札幌市立大デザイン学部、看護学部学生と協働し社協や福祉を身近に感じるツールとしてLINEスタンプを作成した。学生が社協はじめ地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、障害福祉事業所等職員に活動内容、地域への思いなどインタビューしキーワードを40種選んでデザインに反映。スタンプはワンセット税込み120円で販売し、売り上げの一部を地域福祉活動に活用する。市社協は2010年、地域見守りサポーターを養成する際にイメージキャラクターを公募し、同大デザイン学部学生がデザインした「まもりん」を起用。19年には多世代周知を狙い「まもりん」をモチーフとしたLINEスタンプ第1弾を作成している。


介護医療院21年度経営状況=WAM 経常利益率4.2ポイント減4.4%

 福祉医療機構(WAM)のまとめた2021年度介護医療院経営状況によると、経常収益対経常利益率は20年度比4.2ポイント減の4.4%だった。赤字施設割合は8.5ポイント高い31.8%に拡大した。21年度介護報酬改定で創設された新加算の算定率が低く、廃止された移行定着支援加算の減少分を補えていない可能性があるとみている。貸付先の介護医療院で開設1年以上経過した85施設(病院併設58、診療所併設20、その他施設併設2、併設なし5)を対象に、短期入所療養介護、通所リハビリを含めた経営状況を分析した。


ヘルパー不足に負けず理想の介護に挑戦 訪問介護「士別ケアステップ」

 北海道でヘルパー確保が共通課題となっている中、士別市内で小規模ながら熱い思いの込められたヘルパーステーションが4月に誕生した。中堅・ベテラン介護福祉士3人が施設から在宅へ活躍の場を移して訪問介護事業所「士別ケアステップ」を開設。担い手不足の逆風にも負けず、理想の介護に挑戦している。同市は人口約1万7000人で高齢化率4割を超える。ヘルパー担い手不足もあって、市内4カ所あったヘルパーステーションのうち2カ所が2021年度に相次ぎ閉鎖となり、サービスを利用できず困っている住民の受け入れ先確保が課題となっていた。


●第25回ケアマネ試験(2022年度)講評 北海道ケアマネジメントサポートリンク奥田龍人氏
●雇用管理責任者講習「総合」「専門」2コース 11月15日、札幌で受講無料
●22年度北海道福祉のまちづくり賞 登別・NPOゆめみ?るなど3件
●サプル「ゆにも」高齢者向け住まい等と入居希望者マッチング 札幌市内対象、サービス開始
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【連載】●しくじりケアマネからのケアマネジメントアドバイス=11
     日本ケアマネジメント学会「認定ケアマネジャーの会」大島一樹理事
    (定山渓病院在宅ケアセンター所長)
    ●職業病(腰痛)を防ぐために必要な視点=12
     こしラボ 谷口英一氏(理学療法士)

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