北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2022年(令和4年)10月14日付

第25回ケアマネ試験 北海道内は2834人受験 前回比74人(2.5%)減

 第25回(2022年度)介護支援専門員実務研修受講試験が9日に全国で一斉に行われた。北海道内では前回21年度に比べ74人(2.5%)少ない2834人が受験した。受験者数は減少したものの、受験資格要件厳格化などの影響で大幅に落ち込んだ18年度から4年ぶりに増加に転じた前回並みを維持した。道指定試験実施機関の道介護支援専門員協会によると、25回(22年度)の道内申込者数は3199人(前回比82人、2.5%減)、道内受験者は2834人(同74人、2.5%減)となった。


適切なケアマネジメント手法 厚労省が基本的考え方公表

 厚生労働省が策定、普及推進している「適切なケアマネジメント手法」の、基本的な考え方や活用場面に関するQ&Aが公表された。利用者の状況に応じて「想定される支援・サービス」はあくまでも仮説であり、「導入ありき」で考えないよう注意を促している。同手法を広く活用してもらうため、同省は10月から2023年1月にかけて現場ケアマネや研修担当者向けセミナーのオンライン無料配信も案内した。


ヤングケアラー認知度、小学生2割、大学生6割、小学校で6割

 北海道は道内小学生、大学生、小学校を対象に実施したヤングケアラー実態調査結果を、6日に開かれた道ケアラー支援有識者会議で報告した。ヤングケアラーの認知度は小学生で2割、大学生6割、小学校6割だった。認知度は高まりつつあるものの、同会議メンバーから「マイナスイメージのみが先行しないよう留意すべき」という意見が相次いだ。


「ソーシャルケア」解説、札幌・日本医療大が講演会

 日本医療大は真栄キャンパス(札幌市清田区)でソーシャルワークとケアワークを統合した「ソーシャルケア」をテーマとした講演会を開いた。日本地域福祉研究所理事長の大橋謙策氏、日本ケアマネジメント学会理事長の白澤政和氏が解説。厚生労働省の推進する地域共生社会には生活の質を高め幸福追求と自己実現を支援するソーシャルケアが求められるとし、「これまでの社会福祉に対する意識を根本的に見直さなくてはならない」と説いた。講演会は、北海道の2022年度介護福祉士の魅力アップ推進事業、同大総合福祉学部開設記念、23年4月の通信教育部総合福祉学部ソーシャルワーク学科開設記念として開催。


●2022年度ケアマネ試験問題
●新規指定・更新、変更届出等 統一様式「電子申請・届出システム」で提出可能に 厚労省
●セミナー講師派遣、イベント企画など北海道が無料サポート 心のバリアフリー普及啓発推進
●アジア健康長寿イノベーション賞2022 函館・おでかけリハビリ推進協が準大賞
●適切なケアマネジメント手法に関するQ&A(抜粋)


【連載】●しくじりケアマネからのケアマネジメントアドバイス=10
     日本ケアマネジメント学会「認定ケアマネジャーの会」大島一樹理事
    (定山渓病院在宅ケアセンター所長)
    ●職業病(腰痛)を防ぐために必要な視点=11
     こしラボ 谷口英一氏(理学療法士)

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