北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2022年(令和4年)9月23日付

包括C業務負担軽減 総合相談支援業務等委託しやすい環境整備など検討

 2024年度介護保険制度見直しを検討している厚生労働省は、地域包括ケアシステムの更なる深化・推進へ「地域づくり」に関する論点を、第97回社会保障審議会介護保険部会に示した。地域包括支援センター業務負担を軽減するため、総合相談支援業務等を居宅介護支援事業所に委託しやすい環境整備など検討。業務量の多い介護予防ケアマネジメントは委託料引き上げ、業務簡素化などの意見も出された。年内取りまとめに向けて議論を深める第2ラウンドに移行した前回に引き続き、議題は地域包括ケアシステムの更なる深化・推進。特に高齢者を支える相談支援や予防・健康づくり等の「地域づくり」について、同省から論点が示された。


札幌・任意団体「ユアセル」高齢者向け生活支援サービス開始

 何歳になっても「自分らしく」生きられる社会を目指して―。高齢、障害のため困りごとを抱えていたり、性別や国籍、環境等の違いに悩み孤立したりする人らを支えたいと、札幌市内訪問看護事業所に勤める作業療法士が有志と任意団体「ユアセル」を結成した。思いに賛同する会員を募っており、1日から高齢者向け生活支援サービスを始めたほか、多世代交流などを通して「生きづらさ」を感じている人らが安心して過ごせる地域づくりに挑戦していく。同団体はOTの高橋智美氏が代表として、SNSを通じ高橋氏の思いに賛同した同市在住の菅野悠里氏、東京都在住の湯浅豪氏の3人で6月に結成した。


介護予防ケアマネジメント従事者研修 北海道が10月27日無料開催

 北海道は介護予防支援業務の新任者らを対象に、効果的なアセスメントや介護予防プラン作成等の基本的知識と技能習得を目的とした介護予防ケアマネジメント従事者研修を、10月27日午前10時から札幌市中央区のACU(アスティ45)で開く。対象は道内地域包括支援センター等の介護予防支援事業所職員のうち、新たに介護予防ケアマネジメント業務に関わることが見込まれる職員や介護予防業務に携わる職員で受講は無料。


利用者22人が執筆 冊子「戦争体験記」を作製

 岩見沢市・ヒューマンアシストの運営する通所介護「リハート岩見沢」は利用者の戦争エピソードをまとめた冊子「戦争体験記?過去から未来へ」を作製した。ロシアによるウクライナ侵攻を機に、利用者が自らの戦争体験を語り始めたのをきっかけとして、「形に残して後世に伝えたい」と生活相談員の河合文子さんが提案。80歳から94歳までの利用者22人が戦火をくぐり抜けた体験をつづっており、「若い世代のみならず介護職にも読んでほしい」と呼び掛ける。


●生活支援コーディネーターが行く 富良野市編
●介護保険サービス北海道内事業所指定=2022年8月31日
●地域包括ケアシステムの更なる深化・推進 社保審介護保険部会資料から
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【企画】ケアマネ集い管理者サミット(札幌市中央区)
【連載】●しくじりケアマネからのケアマネジメントアドバイス=7
     日本ケアマネジメント学会「認定ケアマネジャーの会」大島一樹理事
    (定山渓病院在宅ケアセンター所長)
    ●職業病(腰痛)を防ぐために必要な視点=8
     こしラボ 谷口英一氏(理学療法士)
    ●ケアマネ受験講座=12
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    

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