北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2022年(令和4年)8月26日付

はつらつ声掛けでアピール 北海道地区高校生介護技術コンテスト

 北海道内の福祉系学科に通う高校生が介助スキルを競い合う、第7回北海道地区高校生介護技術コンテストが北海道医療大(当別町)で開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響で対面形式では3年ぶりの開催となり、参加6校の生徒18人が、はつらつとした声掛けで日頃の学びの成果を発揮。競技や他校との交流を通してケアの視点や工夫を共有した。将来の介護の担い手確保が課題とされる中、イベントを通した介護分野の魅力アップも期待される。


北海道シルバー人材センター連合会 札幌市会員の医療費実態調査

 北海道シルバー人材センター連合会は会員の健康状態を一般高齢者と比較するため、札幌市同センターで就業実績のある800人を対象とした初の医療費実態調査を行った。2021年中の同センター会員1人当たり医療費総額は一般高齢者に比べて65?69歳がおよそ半額、70?74歳で約7割少ないと分かった。同連合会は「月10日程度の就労など、短期的で無理のないセンターの働き方が生きがい、社会参加を感じさせ、健康面に良い影響を与えている」とみている。同調査は全国シルバー人材センター事業協会が06年に実施した会員実態調査を踏まえ、医療費最新データを得るため同連合会が独自で同市センターと共同実施。同市、道後期高齢者医療広域連合調査を基に、同市内一般高齢者の21年度中の医療費と比べた。


北海道が10月から受講無料包括C職員研修、札幌会場とWeb配信

 北海道は受講無料で実施する、2022年度地域包括支援センター職員研修「初任者研修」「現任者研修」各コースの受講生を募集している。新型コロナウイルス感染拡大防止のため集合形式は札幌会場のみ(初任者、現任者各1回)で、その他(初任者、現任者各4回)は10月から2023年2月にかけてWeb配信される。研修コースは(1)概ね勤務3年未満の包括C職員を対象とした初任者研修(2)概ね勤務3年以上が対象の現任者研修―で定員各50人。


日本介護クラフトユニオン22年度就業意識実態調査

 日本介護クラフトユニオン(NCCU)は組合員の就業意識と実態把握を目的とした2022年度就業意識実態調査結果を公表。キャリア形成について月給制組合員の約半数は職種変更、資格取得、転職を考えており、そのうち約3割が「介護とは関係ない仕事への転職を考えている」と回答、最も多い理由が「年収や賃金を上げるため」だった。NCCUは「人材確保・定着の最大の処方せんは処遇改善」とし、年収等が全産業平均に到達するまで改善されることを訴えている。調査は3月17日?4月22日に実施。分会・個人組合員合わせて8716人に調査票を配布、6044人(月給制3935人、時給制2109人)から回答を得た(回収率69.3%)。


木古内町・特養 EPAフィリピン介護福祉士候補者受け入れ

 木古内町の運営する特養いさりび(定員80人)はEPA(経済連携協定)によるフィリピンの介護福祉士候補者を2019年に2人、21年に1人受け入れ、資格取得を支援している。制度活用は特養等入所施設運営法人に限られるほか、勤務時間内の学習時間確保などが高いハードルとなり、北海道内での受け入れは同町含めた4法人だけ。同町は「介護福祉士取得を目的とする制度なので、資格取得後は長期間日本で働く意思が強いのがメリット」としている。


●21年度介護報酬改定効果検証 テクノロジー活用による加算・人員基準緩和施行後、職員負担など実態調査へ
●「ベストナース」バックナンバーフェア開催 紀伊國屋書店札幌本店
●介護保険サービス北海道内事業所指定=2022年7月31日
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】訪問介護ライフサポート希空(のあ、札幌市北区)古戸健一管理者
【企画】司法書士連携し看取り支援、居宅支援事業所芝さくら(札幌市北区)
【連載】●しくじりケアマネからのケアマネジメントアドバイス=3
     日本ケアマネジメント学会「認定ケアマネジャーの会」大島一樹理事
    (定山渓病院在宅ケアセンター所長)
    ●職業病(腰痛)を防ぐために必要な視点=4
     こしラボ 谷口英一氏(理学療法士)
    ●ケアマネ受験講座=8
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●「人間関係で辞めます!」を防ぐ―職場の良好な人間関係づくりと相互理解=39
     藤女子大准教授 船木幸弘氏
    

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