北海道医療新聞社

バックナンバーはこちらから
週刊:介護新聞

2022年(令和4年)7月22日付

上士幌町 eスポーツ活用、介護予防プログラム

 上士幌町は民間企業と連携し、概ね60歳以上の町民を対象にeスポーツ(電子機器等を使った娯楽や競技)を活用した介護予防プログラムを開始した。リズムゲーム「太鼓の達人」と軽い体操を組み合わせた独自プログラムで、週1回1時間、高齢者が楽しみながら健康維持を図るとともに、地域コミュニティ活性化にもつながると期待している。年度内に成果や課題を整理した上で「上士幌発」の高齢者eスポーツプログラムとして発信していきたい考えだ。


札幌で全道ホームヘルプサービス研究大会

 生産年齢人口の激減する2040年を見据え、深刻な人材不足に直面する訪問介護分野で何を整備していけるのか─。北海道ホームヘルプサービス協議会は全道ホームヘルプサービス研究大会を札幌市内で開き、「今後の訪問介護事業を考える」をテーマに福祉医療機構の稲葉好晴福祉医療貸付部長を招いて座談会を行った。人員の限られる中、訪問介護の専門性、多職種連携、科学的介護情報システム(LIFE)活用などについて討論、それらの重要性について再確認した。


22年度処遇状況調査、12月実施へ 厚労省が概要

 厚生労働省は2022年度介護従事者処遇状況調査を12月に実施する方針を、第35回社会保障審議会介護給付費分科会介護事業経営調査委員会で示した。介護職員処遇改善支援補助金、介護職員等ベースアップ等支援加算の届け出状況把握などが狙い。調査結果公表は23年5月となる見通し。


介護キャリア段位制度 「知っている」9割超

 介護キャリア段位制度について9割を超える都道府県が「知っている」としながら、介護人材育成施策に反映しているのは3割弱にとどまると、厚生労働省の実施した調査で分かった。全体の4割強は今後も反映する予定はないと回答。同省は同制度が「標準化された評価基準に基づき介護職員の実践能力を評価できる仕組み」とあらためて強調し、活用が促進されるよう呼び掛けている。


リハビリコンセプトの美容室とカフェ開設 室蘭の美容師村岡さん夫妻

 室蘭市内で要介護高齢者や介護施設の訪問美容に携わってきた村岡恵さんが、理学療法士として訪問リハを提供する夫・洋平さんの協力を得ながら「リハビリ」をコンセプトにした「ccafe and salon JAM(カフェアンドサロンジャム)」を3月にオープンした。「美容室で髪をカットしておしゃれする」「カフェでコーヒーを飲む」をリハビリととらえ、外出意欲や社会参加につなげるのが狙い。「インフォーマルな社会資源としてケアマネにも知ってほしい」としている。


●全国地域リハ合同研修大会in札幌シンポ
●札幌・planet勉強会 中村日本ケアラー連盟理事 ケアラー支援解説
●課題対応力強化に向けた取り組み調査=シルバーサービス振興会
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】やさしい介護(千歳市)今成光統括責任者
【企画】道介護ロボット普及推進センター道央地区が札幌市中心部移転(札幌市中央区)
【連載】●ケアマネ受験講座=4
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●リレー連載 社会につながる第一歩 移動・外出支援=5(終)
     旅する訪問看護ステーション 五木谷純平氏(作業療法士)
    ●ふくしのよろずや的ケアチームコンパス=30(終)
     ふくしのよろずや神内商店合同会社 神内秀之介代表
    ●「人間関係で辞めます!」を防ぐ―職場の良好な人間関係づくりと相互理解=36
     藤女子大准教授 船木幸弘氏
    

topへ戻る

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。