北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2021年(令和3年)11月4日付

新型コロナかかり増し経費支援 サービスごと補助上限公表 厚労省

 10月以降の施設・事業所における新型コロナウイルス感染症対策かかり増し経費を直接支援する補助金を設ける方針としていた厚生労働省は、サービスごとの1施設・事業所当たり補助上限額を公表した。経費対象は10月1日から12月31日までの衛生用品と感染症対策に要する備品購入費用。上限額は例えば通所介護(通常規模型)、居宅介護支援はそれぞれ1万円、訪問介護は月訪問回数に応じて1?2万円、施設・居住系は定員規模に応じて1?7万円など。申請手続きは領収書添付省略等、できる限り簡素な方式とされる見通しだ。


札幌市東区・ホームケアサプライ 若手ヘルパーらでクリエイトチーム

 札幌市東区で訪問介護などを運営するホームケアサプライは20代、30代の職員らで社内にクリエイトチームをつくり、ヘルパー業務と並行しながらホームページ製作等広報活動、ICTを活用した業務改善などに力を入れている。ブログによる効果的情報発信、アプリ開発など、若手職員らが主体的に創意工夫し介護だけでなく新たな業務や取り組みに挑戦。2020年度から3年連続の新卒採用を目指している。同社は02年から東区北49条東5丁目で訪問介護、居宅介護支援、介護タクシー業などを展開。現在、職員約20人で地域高齢者の在宅生活を支えている。


生活困窮者自立支援あり方 法施行5年後めど見直し議論開始

 厚生労働省は生活困窮者自立支援のあり方等に関する論点整理のための検討会初会合を開き、生活困窮者自立支援法2018年施行5年後をめどとする見直しの方向性について議論を開始した。これまでの取り組み実施状況や課題を把握・分析した上で、今後の支援強化に向けた対応を検討。新型コロナウイルス感染拡大長期化に伴い、支援対象者像の変化や支援ニーズ多様化など、表面化している新たな課題への制度的対応についても議論し、各課題の論点整理を行う。


介護医療院 医療、介護に加え「生活の場」提供

 医療ニーズの高い要介護者を受け入れる公的介護保険施設として2018年4月に創設された介護医療院。医療、介護に加え「生活の場」という3つの機能を提供する高齢者向け施設として、北海道内にこの3年間で34施設が開設された。札幌市内第1号の指定を受けた中央区の札幌西円山病院介護医療院(愛称・にしまるポッケ)は開設3年が過ぎ、「当たり前の生活」を合い言葉に利用者の日常生活を支える中、入所時と比べて利用者の表情が明るくなり、言葉も多く出るようになるなど、良い効果の現れていることを実感しているという。


帯広・博愛会 みまもりあいプロジェクト開始

 帯広市の社会医療法人博愛会開西病院を母体とし社会福祉法人を運営する博愛会グループは、地域貢献事業として「博愛会みまもりあいプロジェクト」を開始した。専用アプリケーションを使いながら法人職員と地域住民が一体となって帰宅困難者を捜索する仕組みを構築し、認知症になっても安心して住み続けられるまちづくりを目指す。博愛会グループが導入したのは、セーフティネットリンケージ(札幌市南区)開発のICTを活用した互助活動システム「みまもりあいプロジェクト」。


●オストメイトと支援者 ポジティブイメージ発信 作品コンペなどデコパウチコレクション
●生活困窮者自立支援法施行に関する主な意見 厚労省論点整理検討会
●22年度診療報酬改定の論点等(下)中医協・議論中間とりまとめ
●2020年度社会福祉士就労状況調査(抜粋) 社会福祉振興・試験センター(報告書)=中
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】オンライン交流の場「YUKAIな美術館」池端有香アートコンダクター
【企画】屋外版認知症カフェオープン(石狩市)
【連載】●「人間関係で辞めます!」を防ぐ―職場の良好な人間関係づくりと相互理解=2
     藤女子大准教授 船木幸弘氏
    ●支え合い育てて広げるコツ
     地域ケア専門職を対象とした住民サポーター養成オンライン研修から=3

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=82
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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