北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2021年(令和3年)10月7日付

介護疲れ、ストレスなど9割超 北海道がケアラー実態調査

 高齢者、障害者を世話している北海道内のケアラーの9割超が、自身の健康や介護疲れ、ストレスなどに悩みを抱いている実態が、道の実施したケアラー実態調査で明らかになった。相談できる人、場所、負担を軽減する支援、精神的な支えを求めている結果を踏まえ、道は相談に応じる人材育成、関係機関相互の情報共有による早期発見、包括的相談支援体制構築など各種支援を検討、施策に反映していく考えだ。同調査は支援を必要としているケアラーの早期発見、適切な支援につなげるための方策を検討するため、ケアラー本人が抱える悩み、地域包括支援センターなど関係機関の取り組み状況を把握することを目的に7月から8月にかけて実施した。


介護報酬0.1%上乗せ特例 10月以降も補助金で継続

 2021年度介護報酬改定で新型コロナウイルス感染症に対応するため9月末まで全サービスの基本報酬を0.1%上乗せした特例評価について、厚生労働省は10月以降も新型コロナ対策かかり増し経費を直接支援する補助金により支援を継続する。サービス別に設定される補助上限や対象経費等詳細は追って示される見通し。


札幌市中央区・町内会主体移動支援「地域の足」

 札幌市中央区第2地域包括支援センターと同区社協は、宮の森地区の荒井山町内会が2020年8月からダイハツ北海道販売、損害保険ジャパンと連携して取り組んでいる、地域高齢者への移動支援「地域の足」をサポートしている。町内会役員3人が企業から貸し出される送迎車運転手役を担い、同包括Cが活動周知、利用手続き窓口業務を担当。現在、高齢者7人が登録、着実に利用者を増やしている。移動支援をきっかけに通院するようになったケースもあるなど、住民同士の支え合いの関係が築かれている。


小樽市社協 アクティブシニア応援Webアプリ「たるCAN!」開発

 新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が解除され、高齢者の通いの場、ボランティア活動など再開が見込まれる中、小樽市社協は「アフターコロナ」の新生活様式を見据え、アクティブシニア応援Webアプリ「たるCAN(きゃん)!」を開発、8月末から本格運用している。高齢者のオンライン活用拡大を見込んだ新たな生活支援ツールとして展開するほか、若い世代が興味を持つ情報も盛り込み、多世代の利用も呼び掛けている。


●生活支援コーディネーターが行く!=釧路市音別町編
●北海道が包括C職員研修 20日から22年2月まで全10回 札幌以外Web開催
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【企画】ワークショップ開催、小樽SW連協そある
【連載】●ケアマネ受験講座=11(終)
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事

    ●ふれあいサロンの経営学=30
     北海学園大学経営学部教授 菅原浩信氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=78
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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