北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2020年(令和2年)12月10日付

第23回ケアマネ試験 北海道内合格率16.3%、前回比1.4ポイント低下

 北海道は第23回(2020年度)介護支援専門員実務研修受講試験(指定試験実施機関・北海道介護支援専門員協会)結果を発表した。道内合格率は前回に比べ1.4ポイント低い16.3%となった。道内受験者数は前回より110人少ない2567人で、合格者数も55人少ない419人。受験要件が厳格化され受験者の大幅に減少した18年度から3年続けて合格者は500人を下回っており、ケアマネ不足による現場への影響が懸念される。


感染対応力強化 委員会開催、訓練など全事業者に義務付け

 厚生労働省は2021年度介護報酬改定で、全ての介護サービス事業者に感染や災害への対応力強化を求める方針だ。2日に開かれた社会保障審議会介護給付費分科会で示された各サービス人員・設備・運営基準見直し案によると、委員会開催や指針整備、研修実施等に加え、訓練(シミュレーション)実施を義務付ける。介護に従事する無資格者に認知症介護基礎研修受講義務付けなど示された運営基準見直し案は概ね了承され、年内に審議報告が取りまとめられる見通し。


在宅介護サービスいきいき東 情報サイト運営で地域つなぐ取り組み

 訪問介護、障害福祉サービス事業者のNPO法人在宅介護サービスいきいき東(札幌市東区)は1日、地域商店やイベントなど一般向け地域情報紹介サイト「まいぷれ札幌市北区・東区」の運営を始めた。掲載契約を結んだ店舗などを取材し、その内容を基に情報を充実させた専用ページを同サイトに登録。店舗側も随時、最新情報を発信できる仕組みだ。同法人は営業、取材を通じて地域資源を知るとともに、運営作業等で同法人の就労継続支援B型事業所「いきいき東」と連携することも視野に入れており、「事業者間の橋渡し役を担い、地域活性のきっかけになれば」と意気込んでいる。


元包括C職員が開設 飲食店「そばカフェ」小樽

 新型コロナウイルスの影響で外出機会が減り、人との関わりも希薄になる中、小樽市内では元地域包括支援センター職員でケアマネの工藤治子さんが地域高齢者らの憩いの場を目指し、自宅隣の空き家を利用して飲食店「そばカフェ」を10月にオープンした。民家型店内にはゆったりした時間が流れ、そばを食べた後はコーヒーを飲みながら世間話に花を咲かせる。交流を通じて、顔見知りだった地域住民同士も会話を交わすようになったほか、互いの近況を話し合うなど地域での見守り、支え合いの意識にもつながっている。そばカフェは、同市社協運営の包括Cを2019年に定年退職したケアマネの治子さんと夫の文朗さんが、自宅のある、山のふもとに閑静な住宅街の広がる同市天神1丁目で10月に開店した。


●生活支援コーディネーターが行く! 石狩市編
●介護新聞ニュースフラッシュ2020=2
●ユニット定員15人、GH夜勤体制は議論持ち越し 厚労省が運営基準見直し案
●老人福祉・介護事業倒産過去最多ペース 小規模事業者7割 東京商工リサーチ
●通所リハの大規模減算緩和提言など東会長が報酬改定に言及 全老健、20年版「介護白書」
●第23回ケアマネ試験正答番号
●居宅サービス等の人員・設備・運営基準見直し事項(案)社保審介護給付費分科会資料から
●分野横断的テーマごとの見直し項目
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【企画】●養成校と介護事業所合同オンライン実習(札幌市)
【連載】●〇まる福連携 福祉分野からみた異業種との対話=3
     一般社団法人福祉システム北海道代表理事 高橋銀司氏

    ●「介護医療」への思い=5
     ちとせの介護医療連携の会 事務局長 木下浩志氏

    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=45
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    

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