北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2020年(令和2年)10月22日付

黒松内つくし園 特定技能1号受け入れ開始 カンボジアから20代5人

 黒松内町の黒松内つくし園は5人のカンボジア人を在留資格「特定技能1号」で受け入れ、22日に辞令交付式を行う。既に技能実習生と、在留資格「留学」から「介護」に移行するルートでベトナム人を受け入れている実績を踏まえ、登録支援機関に委託せず法人自ら特定技能支援計画を実施する体制を整え、ノウハウを構築し他法人等にも情報提供していく考えだ。特定技能は2019年スタートの新制度のため受け入れ実績が少なく、法務省によると20年6月末現在、介護分野は170人となっている。1人夜勤が可能なため現場の負担軽減につながり、今後大きな期待が寄せられる。


通常デイにも社会参加、地域交流規定 厚労省が検討方向性

 2021年度介護報酬改定に向け厚生労働省は通所介護や通所リハビリなどについて報酬・基準の検討の方向性を、15日に開かれた社会保障審議会介護給付費分科会に示した。地域密着型デイ等で規定されている「地域等との連携」を通常デイにも求め、利用者の社会参加活動や地域住民との交流を促進していく方針だ。


後期高齢者の医療費 広範囲で2割負担に 財政審分科会

 財務省は財政制度等審議会・財政制度分科会を開き、社会保障分野をテーマに議論した。全世代型社会保障への転換を図るため、後期高齢者の医療費窓口負担について「可能な限り広範囲で2割負担を導入」するとともに、2022年度初めまでに改革を実施できるよう、施行時期を早めるべきと主張した。


深川で介護人材テーマ研修会 人材不足打開、高卒者採用に着目

 北空知介護支援専門員連絡協議会第60回研修会が深川市内で開かれ、結城康博淑徳大総合福祉学部教授が「北空知の20年後を見据えた介護の展望」と題し介護人材をテーマに講演した。人材確保の難しい地方として高卒者採用に着目するようアドバイス。他業界より魅力的な職場をつくるためにも中間リーダー層の資質向上を求めた。


●20年度北海道福祉のまちづくり賞 函館恵愛会・クレドホテルなど5件
●ぐるんとびー菅原社長「多様性を受け入れる時代」介護と地域考えるオンラインセミナー
●21年度介護報酬改定 別サービス報酬・基準検討の方向性(案)社保審給付費分科会資料から
●介護保険サービス道内事業所指定=9月30日
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)



【人物】●認知症GHハートの家八番館(札幌市西区)萬孝博ホーム長
【企画】●室蘭市社協・八丁平ベンチプロジェクト
【連載】●多職種で考える食支援=8
     札幌麻生脳神経外科病院リハビリテーション科科長 源間隆雄氏(言語聴覚士)

    ●AI×ICT×介護の未来=28
     ふくしのよろずや神内商店合同会社 神内秀之介代表
    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=38
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長

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