北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2020年(令和2年)9月10日付

訪問介護ICT導入、業務効率化 札幌市社協

 全サービスの中で最も職員の高齢化が進む訪問介護。札幌市社協が市内8カ所で運営する訪問介護事業所のヘルパーは約630人、平均年齢60.1歳、最高齢76歳となる中、2019年から全ヘルパーにスマートフォンを支給しICT化に踏み切っている。導入前は否定的だった現場も、今では70代ヘルパーが訪問先から介護記録を送信し、サービス提供責任者の残業が減るなど、格段に効率化が進んだ。若い人材から敬遠されがちな訪問介護のイメージを変える第一歩にもなりそうだ。


21年度報酬改定議論 感染症・災害対応力強化、横断的テーマに追加

 厚生労働省は2021年度介護報酬改定に向けた議論で、分野横断的テーマに「感染症や災害への対応力強化」を追加する方針を、4日に開かれた社会保障審議会介護給付費分科会に提示。新型コロナウイルス感染拡大に伴い相次ぎ通知された介護報酬上の臨時特例のうち、ICTを活用することで業務効率化や生産性向上につながる取り扱いの恒常化など検討を進める。


パーキンソン病専門サ高住「PDハウス西野」11月オープン

 石川、富山、福岡各県などで高齢者向け住宅や通所介護等を展開するサンウェルズ(本社・石川県)はパーキンソン病専門のサービス付き高齢者向け住宅「PDハウス西野」を11月15日、札幌市西区にオープンする。365日リハビリ職員を配置した手厚いリハビリ体制や、看護師による徹底した服薬管理で入居者のQOL向上を図る。同社は石川県と福岡県でPDハウスを4棟運営しており、北海道は初進出となる。


室蘭コミュニティFMからエール パーソナリティは現役介護職

 室蘭コミュニティFMラジオで介護職を応援する番組「陽のあたる介護」が放送開始から1年を迎える。パーソナリティは胆振管内の介護施設で施設長を務める現役介護職。現場から介護の仕事の魅力発信とともに、温かな思いと言葉で介護職仲間にエールを送る。27日には地元シンガーソングライターとタイアップし制作したオリジナル番組挿入歌をリリース。介護のイメージアップに挑戦している。


●8期計画策定へ議論開始 北海道介護保険事業支援計画検討協が初会合
●水害想定し防災訓練 サ高住アゼリア北広島館 上階誘導流れなど確認
●社保審介護給付費分科会資料から 感染症や災害への対応力強化 地域包括ケアシステム推進
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)



【人物】●特養あいの郷(札幌市北区)浜崎雅明施設長
【企画】●介護予防教室「ココトレ」(登別市)
【連載】●多職種で考える食支援=5
     札幌麻生脳神経外科病院リハビリテーション科科長 源間隆雄氏(言語聴覚士)

    ●ケアマネ受験講座=11
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●AI×ICT×介護の未来=24
     ふくしのよろずや神内商店合同会社 神内秀之介代表
    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=33
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長

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