北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2020年(令和2年)6月11日付

通所・短期入所系で報酬上乗せ 新型コロナ影響対応臨時取り扱い

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い経営に深刻な影響を受けている通所・短期入所系サービス事業者を支援するため、厚生労働省は介護報酬に上乗せする臨時的取り扱いを示した。通所介護はサービス提供回数ごとに定められた回数につき、2区分上位の報酬区分を算定可能。短期入所生活介護ではサービス提供日数を3で除した日数分、緊急短期入所受入加算を算定できる。いずれもケアマネとの連携と利用者からの事前同意が条件。適用は1日から。


介護と福祉について考えるタクシー 札幌市北区

 「福祉に携わりたい」の強い思いを胸に50歳で印刷関連業から転身し、札幌市北区で4月から介護タクシー「介護と福祉について考えるタクシー」を開業した佐藤貴憲さん。同市内・近郊でサービス提供する傍ら、地域のバリアフリー情報収集にも力を入れている。集めた情報は地域資源として広く活用してもらうため個人ホームページに公開しており、「同じような思いを持った方と連携し、地域福祉の力になっていきたい」と新たなスタートを踏み出した。


通いの場、認知症カフェ再開で留意事項 厚労省

 新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛長期化による高齢者の閉じこもりや心身機能低下が懸念される中、厚生労働省は感染拡大防止に配慮しながら高齢者の通いの場、認知症カフェ等取り組みを再開するための留意事項をまとめた。歌や大きな声は控え、マイク、事前録音など活用しながら、地域実情を踏まえた介護予防の取り組みにつなげるよう周知している。


20年度北海道整備事業 特養3、老健1新設含め17施設

 北海道の2020年度社会福祉整備事業(高齢者福祉施設)で特養3施設、老健1施設を含め全17施設が整備計画を進めている。新設では社会福祉法人幸清会が洞爺湖町内4カ所目となる特養を21年4月オープン予定。社会福祉法人釧路愛育協会は釧路市内で法人初の特養整備を進めており22年4月開設を目指す。そのほか大規模修繕が特養3、養護老人ホーム1、増改築が特養4、改築が特養2、老健、介護医療院、養護老人ホーム各1整備予定。


●総合事業推進ポイント、全国先駆事例まとめる 自治体向けガイドブック作製 CLC
●認知症共生社会向け製品・サービス効果検証事業参加を呼び掛ける 日本医療企画セミナー
●福祉用具貸与価格上限設定見直し「3年に1度」へ 社保審介護給付費分科会 厚労省が提案
●介護医療院制度創設2年 北海道内24施設1381床、整備数全国2位 北海道医療新聞調べ
●札幌市21年度整備公募 認知症GH63人分8月17日から応募意思表明受付
●通いの場等取り組みにおける留意事項 厚労省事務連絡
●新型コロナウイルス感染症に係る通所介護・短期入所生活介護報酬上の取扱い(第12報抜粋)
●住民主体の活動と専門職連携による在宅高齢者支援あり方に関する調査研究 CLC報告書から
●現状分析・提言から 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【企画】●住宅紹介所「老後のあんしん札幌相談室」(札幌市東区)
【連載】●AI×ICT×介護の未来=13
     ふくしのよろずや神内商店合同会社 神内秀之介代表
    ●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=22
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=68
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏

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