北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2020年(令和2年)2月27日付

世代、文化超えた担い手確保強化 北海道が20年度予算案

 北海道は2020年度予算案を発表した。一般会計は19年度当初比1.4%減の2兆8201億円、保健福祉費は1.3%増の4183億4100万円。介護分野などで働く人材のすそ野拡大に向けたきめ細かな支援を行う「潜在人材掘り起こし推進」、介護事業所が行う外国人留学生への生活支援をサポートする「外国人留学生生活支援」を新たに事業化。深刻な人手不足に対応し、世代や文化を超えた結び付きで担い手確保の強化を図る。新交流時代を見据え掲げた4つの視点のうち「未来の創造」では、重点政策「多様な方々が働き、経験や能力を発揮できる就業環境整備」に向け、人口減少や少子高齢化を背景とした人手不足深刻化に対応し、労働力掘り起こし、人材流出防止・呼び込み、スムーズな就業への誘導、働きやすい職場づくりなどによる人材定着に取り組む。


8期計画作成へ基本指針構成等見直し案 厚労省が社保審部会提示

 厚生労働省は、第8期(2021?23年度)都道府県介護保険事業支援計画・市町村介護保険事業計画作成ガイドラインとなる「基本指針」について構成等見直し案を、21日に開かれた社会保障審議会介護保険部会に提示した。記載充実事項に「住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の設置状況と整備計画」など追加。一般介護予防PDCA推進や、保険者機能強化推進交付金(インセンティブ交付金)を活用した施策の記載も求める方針だ。


PFS普及促進セミナー=札幌、帯広 経産省が推進方針

 国が成果連動型民間委託契約方式(PFS)普及の重点分野に医療・健康、介護分野を位置づける中、経済産業省は認知症予防や介護人材確保への導入推進方針を示している。17日に札幌市、18日に帯広市で開かれたPFS普及促進に向けたセミナーでは、「今後もセミナー開催等による周知や自治体、企業からの相談に応じていきたい」と積極的な導入を呼び掛けた。


札幌・手稲区通所サービス連絡会 3月、JR駅でちぎり絵作品展

 札幌市・手稲区通所サービス連絡会(ていねデイネット)が区制30周年記念に会員11事業所利用者の合作ちぎり絵をJR手稲駅構内に展示する取り組みを進めている。日ごろのレク活動で作った作品を「家族や友人にも見てもらいたい」という利用者の声を受けて企画。目的意識を持って作品づくりに打ち込むことでやりがい、地域との関わりを感じてもらう狙いがあり、区PRとしても一役買う。展示期間は3月23?27日の5日間を予定している。


●講演録 これから活躍する介護職に求められる7つの力 Join for Kaigo代表取締役秋本可愛氏
●新型コロナウイルス感染時対応 休業期間は都道府県等判断 厚労省がQ&A
●とっさの応急処置対応に 北海道ヘルプ協が「ホームヘルパーお助けBOOK改訂版」
●WAM貸付先医療法人18年度経営状況 事業収益対事業利益率0.4ポイント増2.1%
●ICT活用互助活動「みまもりあいプロジェクト」解説 ヘルスケアマネジメント研究会=札幌
●20年度北海道予算案=重点政策・事業(抜粋)
●基本方針の構成等見直し案=社会保障審議会介護保険部会資料から
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●居宅介護支援事業所希望(旭川市)久保紘史管理者
【企画】●北海道介護福祉士会札幌支部研修会
【連載】●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=8
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=54
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏
    ●医療・介護をつなぐキーパーソン「在宅マネージャー」=16(終)
     医療法人新産健会 林達朗在宅医療事業部主任

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