北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2020年(令和2年)2月6日付

厚労省が20年度診療報酬改定個別項目

 厚生労働省は2020年度診療報酬改定の個別項目を、中央社会保険医療協議会総会で提示した。介護と関連の深い項目をみると、小規模多機能型居宅介護または看護小規模多機能型居宅介護の宿泊サービス利用中に受ける訪問診療の要件を緩和するほか、訪問看護は理学療法士等によるサービス提供の評価が見直される。いずれも医療ニーズの高い中重度者らの在宅療養生活を適切に支えられる仕組みとする。施行は4月から。


外国人雇用で実践報告 北海道老施協施設長研究セミナー

 北海道老人福祉施設協議会の老人福祉施設長研究セミナーが1月31日に札幌市内で開かれた。実践報告「北海道における外国人雇用の実態」で外国人留学生採用実績の豊富な江別市・静苑ホームの市川茂春施設長、技能実習生を受け入れ開始した石狩市社協の久保田貴浩地域福祉課長が登壇。外国人材は現場を活性化させ一体感を生むと口をそろえ、受け入れに伴う業務や意識の見直しが、今後の多様な人材が活躍できる現場づくりにつながるとした。


新規事業で基幹型包括C設置を検討 札幌市が20年度予算案

 札幌市は2020年度予算案を発表した。一般会計は19年度比0.7%増の1兆295億円で過去最大。保健福祉費は4.2%増の4139億円、介護保険特別会計は介護報酬改定やサービス利用者増加に伴う保険給付費等上昇で5.1%増の1568億円を計上した。新規事業では市内に27カ所設置している地域包括支援センター等の後方支援を担う「基幹型地域包括支援センター」設置に向けた検討に取り組む。


室蘭・共生のまちづくり拠点「ゴチャマーゼ中島」開設

 共生型デイの道内先駆けとなる室蘭市の「おたがいサロン」(由希運営)が、共生のまちづくりに乗り出した。医療法人社団倭会が同市で運営する介護付き有料老人ホームチエロのワンフロアを活用し、まちづくり拠点「ゴチャマーゼ中島」を2019年11月にオープン。現在は民泊とレンタルスペース事業のみだが、今後はコミュニティカフェ、2件目のデイを順次開設する予定。同社が11年間共生型ケアと地域づくりに取り組んできたノウハウを他地域にも横展開できるモデルを目指す。


●札幌市が20年度整備分事業者決定 特養=湯らん会/老健=日本医療大病院
●福祉医療機構・貸付先特養18年度経営状況
●2020年度診療報酬 個別改定項目(在宅医療・訪問看護抜粋)
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●セブンブレンチ(札幌市白石区)遠藤良吉通所介護事業部部長
【企画】●老健ケアステーションひかり(大樹町)
    ●札幌市手をつなぐ育成会啓発講座
【連載】●道具七分に腕三分-介護は心と言葉と行い-高谷施設長の放談記=5
     社会福祉法人札幌明啓院・特養フローラルさつなえ高谷敦生施設長
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=51
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏
    ●医療・介護をつなぐキーパーソン「在宅マネージャー」=13
     医療法人新産健会 林達朗在宅医療事業部主任

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