北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2019年(令和元年)5月16日付

北海道内初、生活援助従事者研修 今秋までに開講へ 白老町社協

 介護人材確保の裾野拡大を目指し2018年度に創設された生活援助従事者研修だが、北海道内の18年度実施機関はゼロ。採算面など懸念し敬遠する養成機関等が多い中、白老町社協は今秋までに開講を決めた。募集等はこれからだが、応募があれば道内初となる。ホームヘルパー養成研修を25年間継続し、修了生が町内介護従事者の3分の1を占めるなどの実績を踏まえ、一歩目を踏み出そうとする未来の地域を支える担い手の資格取得を支援していく。生活援助従事者研修は、訪問介護の深刻な人材不足解消に向け、生活援助中心型サービスなどの担い手を育成する新たな課程として18年度介護保険制度見直し・介護報酬改定で創設された。


社福は経営協働化・大規模化を 厚労省・事業展開等検討会が初会合

 介護人材不足が深刻化する中で多様な福祉ニーズに対応していくため、社会福祉法人は経営の協働化・大規模化を―。厚生労働省が新たに立ち上げた社会福祉法人の事業展開等に関する検討会で議論が始まった。法人合併ガイドライン改訂、マッチング支援拡充など希望法人が取り組みやすい環境を整え、合併を促していく。6月にも論点整理を行う予定。


介護医療院創設1年 北海道は16施設821床 整備数、全国最多に

 2023年度末で廃止となる介護療養型医療施設の移行先として18年度介護報酬改定で創設された介護医療院。4月現在で北海道内の開設状況は、老健から転換が6施設、診療所全床転換が3施設など計16施設821床で、全国最多の整備数となっている。介護医療院は、医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者への日常的医学管理や看取り・ターミナルケアほか、住まいとしての生活機能を兼ね備えた施設。要介護高齢者の長期療養・生活施設として介護療養病床(療養機能強化型)相当の●1型と、比較的容体の安定した人に対応する老健相当以上の●2型が設定されている。(●数字はローマ数字)


障害・介護社会福祉法人合同研修 養成校学生も参加 札幌・西区

 札幌市西区で障害サービス、保育園を運営する愛敬園と、特養など高齢者福祉サービスを展開する宏友会が主催し、介護人材養成校も参加する研修会「パラスポーツカーニバル」が11日、同区の宮の沢屋内競技場で開かれた。ブラインドサッカーを現場職員、学生が一緒に楽しみながら体験することで、福祉業界全体のイメージアップと同時に進路選択の幅が広がることを目指す。「パラスポーツカーニバル」は、愛敬園と宏友会の2つの社会福祉法人による合同研修会という位置づけで開催された。


●誤嚥性肺炎防ぐポイント等解説 北海道認知症ケア研究会口腔ケアセミナー
●さくらコミュニティサービス 外国語字幕付き介護技術動画を販売
●外国人介護人材受け入れ意向本紙アンケート調査結果
●福祉医療機構 小規模多機能17年度経営状況 サービス活動増減差額比率16年度比横ばい4.1%
●社会福祉法人の事業展開等に関する検討会資料
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●北海道医療労働組合連合会(札幌市東区)田村優実執行委員・介護対策委員長
【企画】●生活支援コーディネーターが行く!=旭川市編 NEW
    ●認知症グループホームうらら花 認知症通所介護デイホームひなたぼっこ(足寄町)
    ●法律事務所とクリニックが健康教室(札幌市中央区)
【連載】●僕がケアマネを取ったワケ=28
     札幌里塚病院内科科長 松永隆裕氏
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=17
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏
    ●リレー連載 みんな元気になる介護へ―解決志向アプローチ=新連載
     居宅介護支援事業所びばおい 木村靖子管理者

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