北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2019年(平成31年)2月14日付

北海道まとめ 道内自治体在宅医療・介護連携推進事業進ちょく状況

 北海道内全市町村が実施済みの在宅医療・介護連携推進事業の8つの事業項目について、多くの自治体で現状把握、課題整理などの第一段階はクリアし、具体的な成果に結び付き始めているものの、評価や新たな取り組みへの展開といった次ステップには至っていない現状が、道のまとめた事業項目別進ちょく状況調査結果で明らかになった。項目、圏域ごとに実施率にバラつきが見られることも分かり、市町村支援に役立てていく。


19年度北海道予算案 被災施設復旧支援に30億円超

 北海道は2019年度予算案を発表した。知事選と道議会議員選を控えた骨格予算で、一般会計は18年度当初比5.1%減の2兆6097億円、保健福祉費は18.8%減の3220億5100万円。18年9月に発生した胆振東部地震関連で、被災した社会福祉施設の復旧整備費支援に30億円余を確保した。新規事業や既存事業拡充を盛り込んだ肉付け予算となる19年度補正予算案は、6月招集予定の第2回定例道議会で審議される見通し。


仕事付き高齢者向け住宅 札幌市中央区に21年整備 カレスサッポロ

 高齢者に住まいだけでなく、生きがいづくりの一環で希望者が働き続けられる仕組みをセットで提供する、「仕事付き高齢者向け住宅」が北海道内でも見られるようになってきた。札幌市中央区で時計台記念病院などを運営する社会医療法人社団カレスサッポロは「就労付き高齢者マンション カレスプレミアムガーデン北円山」を2021年4月に開設する計画だ。併設パン工房をはじめ、法人が手がける各施設で就労希望者を受け入れる。医療面から健康な暮らしを支えながら、「自分のペースで働き続けたい」という高齢者の願いに応え、生涯活躍をサポートしていく。


最期まで在宅生活送るための取り組み等報告

 2、3日に帯広市で開かれた日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会inとかちでは、最期まで在宅生活を送るための取り組み等を報告したワークショップが行われた。2日は独居高齢者に対する支援、3日は看取り等を中心とした実践が報告され、各4事例に参加者は熱心に耳を傾けていた。


STならではの視点とアイデアで地域共生型カフェ 北見・食べる力・円

 北見市内の言語聴覚士が地域共生型カフェ「箱カフェまんまる茶茶」を同市中心街に開設した。嚥下食利用、子連れや片まひでも食べやすい、管理栄養士監修メニューなど「食」と絵本、書籍等「本」をツールとして、多世代が自然発生的に交流する拠点を目指す。介護予防にも取り組み、2019年嚥下障害予防カレンダーを製作。日ごろから目にするカレンダーに予防体操をイラストで紹介するなど、STならではの視点とアイデアで地域住民や専門職に周知を図る。


●訪問リハ、事業所医師診察せず提供の減算 「適切な研修修了」経過措置2年延長
●WAM16年度助成事業フォローアップ調査 9割超が助成終了後も事業継続
●在宅医療・介護連携推進事業北海道内実施状況 対象=178市町村
●WAM助成事業18年度評価報告書から フォローアップ調査結果=一部抜粋
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●生産性向上人材育成支援センター(札幌市西区)大橋正憲調査役
【企画】●札幌ベトナム交流会(札幌市東区)
【連載】●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=56
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士
    ●僕がケアマネを取ったワケ=17
     札幌里塚病院内科科長 松永隆裕氏
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=7
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏

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