北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2019年(平成31年)2月7日付

買い物支援「あつまーる」 札幌・清田区社会福祉法人厚仁会

 地域住民のためにできる小さな親切心から始まった。札幌市清田区で特養清幌園などを運営する社会福祉法人厚仁会が実施している買い物支援事業「あつまーる」は、通所介護の送迎車を活用し月2回、希望者を乗せ最寄りのスーパーマーケットを往復するだけ。運行開始から1年近いが、法人に負担感はなく、利用を通した見守り機能も果たす。乗り込む独居高齢者らは交通手段としてだけでなく、一緒に買い物に行き車内で生まれる交流自体が楽しみになっている。人の温(ぬく)もりも乗せて、ゆっくりと乗り合いバスは走る。


各制度仕組み、留意点解説 北海道が26日、外国人介護人材受入研修

 外国人介護人材受け入れ関連の動きに、介護事業者の関心が集まっている。道内でも具体的検討を始める法人が増える中、道は各種受け入れ制度の仕組みや留意点を解説する「外国人介護人材受入研修」を26日午後1時から札幌市中央区のキャリアバンクセミナールームで開く。2019年度に創設される在留資格「特定技能」を含め、各制度のポイントを分かりやすく紹介し、受け入れを検討する法人をサポート。導入の効果や影響について、既に受け入れ実績のある法人による現場レポートも予定している。


2040年展望した社会保障改革、社保審で検討開始

 厚生労働省は社会保障審議会を1日に開き、2040年を展望した今後の社会保障改革について検討を開始した。10月に実施される消費税率引き上げで25年を念頭に進めてきた社会保障・税一体改革が完了することを踏まえ、今後は団塊ジュニア世代が高齢者となる40年を見据えた検討を進める。


WAM助成事業18年度評価報告書 17年度実施152件、約18万人支援

 福祉医療機構は社会福祉振興助成事業(WAM助成)2018年度事業評価報告書をまとめた。17年度実施した事業は152件、延べ17万9879人を支援。「特に優れた助成事業」は7件、道内から札幌市のNPO法人コミュニティワーク研究実践センター「困窮する若者の生活支援・住居確保推進事業」が選ばれた。支援対象は高齢者より生活困窮・若者、育児支援が目立った。


東川町社協 ひとあじちがう料理店 高齢者と子どもがおもてなし

 注文票を片手に「どう書くんだっけね?」「注文された数を記入するんだよ」―。3日、東川町で開かれた「ひとあじちがう料理店」で、ホール担当の高齢者と子どもによるやり取りだ。同取り組みは社協職員が企画。専門職がサポートするのではなく、自然な支え合いの中で役割を発揮できることを狙いとした。地元飲食店や若手アーティストを巻き込むことで、これまでの福祉イメージを払拭したほか、継続開催に向けたグッズ販売による財源確保も視野に入れる。


●札幌市社協雇用管理改善トップセミナー「残業が美学」払拭を 魅力ある職場づくり解説
●月給制、時給制とも1.7%アップ NCCU18年賃金実態調査 年間一時金は希望額と大きな差
●礼文町包括Cが実践報告 帯広で日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会
●健康寿命延伸 フレイル治療・予防大切 旭川で勉強会「ワーカーズサロン」
●介護職技能実習生入国2年目の日本語要件緩和 厚労省が基準見直し案
●今後の社会保障改革について─2040年を見据えて 社会保障審議会資料から
●2018年賃金実態調査報告書(速報版)=抜粋 日本介護クラフトユニオン
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●比布町社協 大月裕貴係長
【企画】●地域密着型デイ生きる音(旭川市)
【連載】●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=55
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士
    ●僕がケアマネを取ったワケ=16
     札幌里塚病院内科科長 松永隆裕氏
    ●介護アロマの第一歩 介護の現場でどう生かせるか=6
     北海道アロマケア協会代表理事 宮崎寿子氏

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