北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2018年(平成30年)9月27日付

災害対応など北海道ケアマネ協会村山会長に聞く

 6日未明に発生した胆振東部地震を受け、北海道内の介護関連職能団体や事業者団体も被災状況確認、支援活動に追われた。道介護支援専門員協会として厚真、安平、むかわ3町に足を運んだ「災害支援ケアマネ」でもある村山文彦会長に現地の状況とともに、災害対応に必要な備えや考え方を聞いた。


北海道GH協、おせっかい支援ネットワーク発動

 北海道認知症グループホーム協会は、胆振東部地震で建物に被害を受けて現地建て替えを余儀なくされた、札幌市清田区にあるGHトトロの森(運営=シャイニング)に対し、大規模災害時等に協会の自主判断で迅速・柔軟に支援を届ける「おせっかい支援ネットワーク」を発動。21日に行われた現地建て替えに伴う仮住まいへの引っ越し当日に、トラック2台の手配と人員6人を派遣し運搬・搬入作業を手伝うなど、事業者団体の存在価値が発揮された。


自分の行為、虐待では?特養職員3人に1人経験 北海道が実態調査

 特養に勤務する介護職の3人に1人は日常ケア業務で自分の行為が虐待に当たるのではと思った経験のあることが、北海道の実施した実態調査結果で分かった。不適切な行為をしそうになったことがあると答えた介護職は過半数に達した。利用者一人ひとりときちんと向き合いたい気持ちはあるものの、人手不足のため時間に追われ、流れ作業になったり、言葉が乱暴になったりしてしまっている実態が明らかになった。道は、5月から6月にかけて実施した「施設における高齢者・障がい者虐待防止に向けた利用者等実態調査及び施設従事者実態調査」結果を公表した。


健康福祉政策学会大会in北海道 東日本大震災復興支援取組み報告

 日本健康福祉政策学会学術大会in北海道が京極町内で開かれた。リレートーク「こころの復興に寄り添う」では東日本大震災で被災した福島、宮城、岩手各県での復興の取り組みが報告され、岩手県陸前高田市地域包括支援センターの佐藤咲恵氏が震災後、地域包括ケアのまちづくりの中で「地域コミュニティの活性化が重要」とし、「多くの人と関わりを持ち楽しく笑い支え合うことで、できたきずなによって心が復興し、介護予防や災害対応につながっていく」と強調した。


●18年老人福祉・介護事業倒産 上上半期45件と過去最多 東京商工リサーチまとめ
●地域に根付いたホーム、満室続く「ゆいまーる厚沢部」開設5年 コミュニティネット
●10月23日に北京で高齢化分野シンポと展示会など 経済産業省
●北海道・虐待防止に向けた実態調査(高齢者施設従事者分抜粋
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●アインホールディングス(札幌市白石区)山口俊司運営統括本部地域連携部次長
【企画】●小規模多機能型居宅介護さくら(当別町)
    ●北海道アロマナチュラルケアスクール(札幌市中央区)
【連載】●ケアマネ受験講座=13
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●介護人類学=54
     日本医療大教授 林美枝子氏
    ●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=39
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士

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