北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2017年(平成29年)10月26日付

転倒予防に特化 原気機能訓練無料提供 全国社会福祉機能医療協会

 札幌市内を中心とした鍼灸師・あん摩マッサージ師で構成する一般社団法人全国社会福祉機能医療協会は、東洋医学の知見を生かし転倒予防に特化した独自プログラム「原気(げんき)機能訓練」を市内の小規模通所介護事業所など対象に提供している。地元の治療院から同協会メンバーが「指導員」として定期訪問し体操指導を行い、3カ月ごとに筋力低下部位を数値化、訓練計画に反映させる仕組み。受け入れ事業者からは「機能訓練が充実した」など好評で、これから活動の場を全市に広げ、より多くの事業所と接点を持ちたいとしている。


ワーカーズ・コレクティブネットワークジャパンが札幌で全国会議

 地域ニーズに応じたサービスを事業化し、雇用契約ではなく労働者が主体的に活動する「ワーカーズ・コレクティブ」。1982年、神奈川県に第1号が誕生して以来、全国500余り展開する非営利団体で、介護、障がい、子育て支援を含めたさまざまなニーズに取り組んできた。全国組織「ワーカーズ・コレクティブネットワークジャパン」は21、22日に札幌市内で全国会議を開催。介護保険制度前から全国で「助け合い」や「我が事・丸ごと」を実践してきた成果、課題を共有し新たな社会的経済の担い手として可能性を再認識した。


千歳市地域密着型事業所「絆の会」大運動会

 千歳市地域密着型事業所「絆の会」は15日、同市内で大運動会を開いた。今回で9回目を迎え、認知症グループホームと小規模多機能型居宅介護計10事業所が参加。入居・利用者、家族、職員、ボランティア含めて約300人が参加し、会場の市スポーツセンター内には歓声が響き渡った。


介護・診療報酬同時改定 訪問介護、通所介護『狙い撃ち』か

 札幌地域医療連携研究会の第1回キックオフセミナーが札幌市内で開かれた。研究会は、医療ソーシャルワーカー(MSW)や退院調整看護師、介護職などが診療報酬、介護報酬に関わる知識を気軽に学べる機会をつくりたいと、代表の川端毅北海道循環器病院医療相談室課長を中心に有志らによって設立された。初会合では奥田龍人北海道ケアマネジメントサポートリンク代表が2018年度介護報酬改定について、森山洋おびひろ呼吸器内科病院事務長が診療報酬改定の動向を解説。いずれも訪問看護が地域連携の軸になると展望した。


18年度介護報酬改定 本格議論前にポイント整理

 2018年度介護報酬改定の議論を進めている社会保障審議会介護給付費分科会が、総論と関係団体ヒアリングから1カ月余りの中断期間を経て再開される。第2ラウンドではサービス種別ごとの収支差率などが明らかになる介護経営実態調査結果公表を皮切りに、18年1月下旬から2月上旬の報酬単価や算定要件の決定に向け議論が本格化する。18年度以降の具体的な姿が見え始めてくるだけに、動向を注視していく必要がありそうだ。本格議論を前に、大まかな流れをつかむためにも、第1ラウンドで議論となった主なポイントを整理した。


人材不足を乗り越える(3) 中村健治北海道社協事務局次長

 介護人材不足が深刻化する中、介護者負担軽減と生産性向上の観点から介護ロボット活用が注目されている。その可能性や導入メリット、展望について全国福祉用具相談・研修機関協議会副代表で福祉用具プランナー北海道代表の中村健治北海道社協事務局次長に聞いた。


●短期利用応じるGHある24% 共用型デイ実施は2割切る 北海道GH協自治体向け実態調査
●新得・地域密着型特養ひろねなど 北海道「福祉のまちづくり賞」 受賞者発表
●高齢者中心に予防医療  札幌西円山病院 内科外来を拡充
●技能実習制度11月から外国人受け入れ開始 開始半年で人員基準カウント可能に
●今金町認知症高齢者等SOSネット事業 捜索模擬訓練を初開催
●自治体向け認知症GH実態調査 北海道GH協資料から
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●塩崎由花里行政書士事務所(札幌市白石区) 塩崎由花里代表
【企画】●デイサービスセンター「アザレア」(小樽市)
【連載】●介護人類学=14
     日本医療大教授 林美枝子氏
    ●地域包括ケアを実現するために〜MSWの視点から〜続編=23
     札幌西円山病院地域連携推進室 大植友樹副室長兼経営管理部次長
    ●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=休
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士
    ●介護殺人を検証する=42
     ケアリング・コミュニティ研究会代表 千田忠氏

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