北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2017年(平成29年)10月5日付

北竜町 24時間365日認知症専用電話相談スタート

 北竜町は9月から認知症専用電話を開設し、24時間365日相談に対応する取り組みをスタートした。担当するのは地域おこし協力隊員として認知症地域支援推進員を務める干場功氏(空知ひまわりの会代表)。同町は2016年に「認知症になりに9月には認知症予防研究事業を開始するなど町を挙げて認知症施策を強化しており、干場氏による電話相談もその一環。地域おこし協力隊員として認知症地域支援推進員を配置することについて同町は「全国的にも珍しいのでは」としている。


札幌市南区 開設から20年余り続く住民がつくった共生型拠点

 札幌市南区で「赤ちゃんから高齢者まで、障がいがあってもなくても自分の居場所を見つけられる場」として地域に愛されてきた「むくどりホーム」。20年余り住民主体の地域共生拠点として継続してこられたのは、住民と行政がワークショップを重ねて整備された「藤野むくどり公園」との一体的な運営が大きい。設立者の柴川明子むくどりホーム・ふれあいの会会長は「公園はふれあいの場、ホームはふれあいを継続させる拠点」と強調する。


函館市生活支援体制整備 包括Cと連携、町内会単位グループワーク

 函館市の生活支援体制整備事業で2015年6月に生活支援コーディネーター業務の委託を受けた「NPOサポートはこだて」。地域包括支援センターと連携し、町内会単位の講話やグループワークを通して、まちづくりの視点から支え合いの大切さを伝える活動を進めている。若手の力を借りるため、学生を巻き込む新たな仕掛けの全市展開も見据える。


認知症の人への虐待防止 北海道GH協実践研究大会

 北海道認知症グループホーム協会の認知症ケア実践研究大会が2日に札幌市内で開かれ、林田俊弘NPO法人ミニケアホームきみさんち理事長が「どうすれば認知症の人への虐待を止められるか」と題し講演した。自身が運営するGHで職員による虐待を経験した林田理事長は「チームづくりの怠り、まさかという考え、その後のフォローで何とかなるという思い。この3つの甘さが命取り」と強調。防止策として丁寧な話し合いや面談を通して具体的対応を共有するよう説いた。


●フォトダイアリー デイサービスセンター健康の杜(札幌市南区)
●リーダー研修プログラム、入門研修など提言 社保審福祉人材確保専門委取りまとめ案
●若年認知症の人と家族の会北海道内4団体が連絡協議会
●札幌・タッピーねっと講演会 医療・介護連携、共通言語の必要性確認
●在宅の広域連携追記へ 北海道医療計画素案たたき台議論 総医協専門委
●日本地域政策学会北海道支部研究大会 小規模自治体はICT化と広域連携ポイント
●介護人材に求められる機能の明確化とキャリアパスの実現に向けて(案)=福祉人材確保専門委資料から
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●くまさんクリニック(札幌市白石区)熊谷範子副院長
【連載】●介護人類学=11
     日本医療大教授 林美枝子氏
    ●ケアマネ受験講座=15(終)
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく) 奥田龍人代表理事
    ●地域包括ケアを実現するために〜MSWの視点から〜続編=20
     札幌西円山病院地域連携推進室 大植友樹副室長兼経営管理部次長
    ●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=17
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士
    ●介護殺人を検証する=休
     ケアリング・コミュニティ研究会代表 千田忠氏

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