北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2017年(平成29年)9月21日付

函館・福祉コミュニティエリア「コンテ日吉」18年3月下旬全面オープンへ

 函館市内で新たな福祉のかたちが生み出されようとしている。同市が日吉町4丁目の市営住宅団地跡地で計画する福祉コミュニティエリア「コンテ日吉」は、8万平方メートルの敷地に多世代交流センターを中心とした施設・住まいを一体的に整備する、道内でも例のない大規模プロジェクト。開発事業者の医療法人社団善智寿会と関連会社ハーモニーは人材確保に追われながら、2018年3月下旬全面オープンに向け準備を進めており、その動向に多くの視線が集まっている。


旭川市社協ボランティアセンター「ボラカフェ」日常生活圏域単位

 旭川市社会福祉協議会ボランティアセンターは、地域にあるちょっとした困り事について話題提供し、「自分にできること」をざっくばらんに話し合ってもらう場「ボラカフェ」を展開。地域包括支援センターと連携し個別ニーズを把握、地域住民に投げかける『ひと手間』を加えることで、複数のボランティア登録者がアイデアを出し合い、新たなボランティア活動に結び付くケースも見られる。日常生活圏域単位で開き、身近な地域で活躍するきっかけとして機能し始めている。


今金町認知症サポーター養成 総人口に占める割合北海道内トップ

 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)では、認知症サポーターを2020年度末までに1200万人養成する目標を新たに掲げる。そうした中、北海道内で総人口に占める割合がトップなのが今金町だ(17年6月30日現在)。同町では、家族介護者の会「おたがいさま」がメイトとして活躍し、多くの町民をサポーターに導く。一方、同町はじめ町村部では養成数を伸ばす半面、サポーター活躍の場が少ないことが共通の課題のようだ。全国キャラバン・メイト連絡協議会がサポーター活動事例を養成講座カリキュラムに組み込むのを提唱することを踏まえ、今後各市町村は活躍の場検討が求められている。


人材不足を乗り越える(1) 黒松内つくし園大代貴輝総合施設長

 介護・福祉事業所運営で一番頭を悩ませるのが人材不足だ。処遇改善、ICT・介護ロボット活用、職員の生産性向上、多様な人材受け入れなどさまざまな取り組みが実践されている。本紙では「人材不足」を乗り越える取り組みをクローズアップし、シリーズで紹介していく。初回は外国人人材受け入れのネットワーク構築を目指す大代貴輝黒松内つくし園総合施設長に話を聞いた。


●訪問介護=生活援助中心サービス基準緩和、初任者研修助成求める 関係団体ヒアリング
●千歳、恵庭2市合同で認知症啓発 推進員が協働、11月5日に映画上映
●家族と医療・介護従事者で認知症ケア共通認識を 北海道ひまわりの会など勉強会
●18年度介護報酬改定議論第1ラウンド論点まとめ 社保審介護給付費分科会資料から
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●ノマド福祉会指定居宅介護支援事業所はる小樽稲穂 森山和紀介護支援専門員
【企画】●ソーシャルビジネスセミナーin札幌
【連載】●介護人類学=9
     日本医療大教授 林美枝子氏
    ●ケアマネ受験講座=13
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく) 奥田龍人代表理事
    ●地域包括ケアを実現するために〜MSWの視点から〜続編=18
     札幌西円山病院地域連携推進室 大植友樹副室長兼経営管理部次長
    ●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=16
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士
    ●介護殺人を検証する=休
     ケアリング・コミュニティ研究会代表 千田忠氏

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