北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2017年(平成29年)1月19日付

GH実践ノウハウ、在宅高齢者に展開 伊達・グッドライフ

 伊達市内などで認知症グループホーム、認知症対応型通所介護を運営するグッドライフは、これまでのGH運営で培った、生活の営みを意識した「生きようとする意欲の湧く」関わりを、在宅に暮らす高齢者に向けても提供していく拠点を整備した。市内初のサービス付き高齢者向け住宅で認知機能が低下する前から接点を持ちながら、併設の小規模多機能型居宅介護では、「何を食べたい?」から始まり、買い物、調理を利用者ができる範囲で行うなど、「やりたい」を応援するケアを地域に向け展開していく。


1市4町合同、初期集中支援チーム4月始動 空知中部広域連合

 6市町で構成する空知中部広域連合は、砂川市立病院認知症疾患医療センターのバックアップを受け、浦臼町を除く1市4町をカバーする認知症初期集中支援チームを4月に設置する。広域連合単位のチーム設置は北海道内初。同センター内に専従職員(介護福祉士、社会福祉士、ケアマネ)1人を配置、各自治体の保健師、地域包括支援センター職員らと連動し個別訪問に応じる。認知症サポート医は同病院認知症疾患医療センター所属2人が兼務し、広域連合チーム活動を支える。


北海道が地域創生シンポ 生涯活躍のまち実現へ「外向き志向」

 高齢化や人口減少を背景に、生き生きと最期まで暮らし続けられる地域づくりが求められる中、北海道は「地方創成シンポジウム〜北海道らしい『生涯活躍のまち』の実現に向けて」を12日に札幌市内で開いた。移住促進に向け「外向き志向」で全国に魅力を発信することは、結果としてわがまちの魅力再発見、地元住民にも住み良いまちづくりにつながる視点などが示された。


大樹町・企業組合ひなたぼっこ 介護職がボランティアで介護予防

 介護予防や支え合い活動に「住民主体」が求められる中、2000年から介護職がボランティアとして介護予防事業を継続してきたのが大樹町の「ひなたぼっこ倶楽部」だ。発端は「潜在有資格者」対象のフォローアップ研修の実習相手として、高齢者に協力してもらったことから始まったという。現在も職員の「社会貢献活動」として月1回の頻度で開催。参加者が「主体的に」自分の生活を営めるよう、今後も専門職ならではの支援を続ける考えだ。


●「在宅医療」を皮切りに個別項目議論スタート 中医協、18年度診療報酬改定で
●北海道内初、体験・学習型ショールーム開設 介護ロボット推進協が札幌・白石区に
●18年度制度見直し・同時改定解説 小濱氏「加算取得が鍵」 介護労働安定センターセミナー
●2016年度介護事業経営概況調査(下) 厚生労働省老健局老人保健課発表資料から


【人物】●スポットウォーキングさっぽろ 平間栄一代表
【企画】●デイサービスセンターほほえみプラザ(岩見沢市)
    ●認知症GHメープル(石狩市)
【連載】●介護殺人を検証する=13
     ケアリング・コミュニティ研究会代表 千田忠氏
    ●リレー連載 アローチャートで変えるケアマネジメント=14(終)
     梅光学院大学 吉島豊録准教授
    ●動き出しは当事者から〜関わることの原点が「気づき」と「関係」をもたらす=31
     日本医療大保健医療学部リハビリテーション学科(認定作業療法士)大堀具視准教授

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