北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

2月号

特集記事

くも膜下出血を未然に防ぐ「フローダイバーター」

脳動脈瘤の先端治療

 脳動脈の一部が風船のように膨らむ脳動脈瘤。もしも破裂した場合、くも膜下出血という命に関わる重篤な病態に至ってしまう。未然に破裂を防ぐための脳血管内治療は日々進化しており、より低侵襲で安全な治療が可能になってきた。最先端の「フローダイバーターステント治療」を実施している北海道大野記念病院(西区)の片岡丈人脳血管内治療センター長に未破裂脳動脈瘤の最新治療について解説して頂いた。


代表的疾患は膀胱炎と腎盂腎炎

尿路感染症(UTI)

 尿路感染症(UTI=Urinary Tract Infection)は、おしっこの通り道(尿路)に細菌など病原体が侵入して炎症を起こす病気です。乳幼児から高齢者まで幅広く起こる身近な感染症ですが、発症部位、感染した病原体の種類、基礎疾患の有無などによって、病態が異なります。症状や診断、治療、予防法などについて国立病院機構北海道がんセンター(白石区)感染症内科の藤田崇宏医長に解説して頂きました。


小児の2型糖尿病も増加傾向に

糖尿病の早期発見を!

 国内の糖尿病患者数は1千万人を超え、全く通院していない方や糖尿病予備軍など診断の付いていない方も含めれば患者数は相当数に上るという。糖尿病を巡る最近の傾向や治療、予防法等について、札幌徳洲会病院(厚別区)糖尿病内科の松本啓部長に解説して頂いた。


脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア等に有効

腰痛ストレッチ

 腰痛に悩む日本人は非常に多い。腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアをはじめ、慢性腰痛に有効なストレッチと効果的に筋肉をほぐす方法について、みつわ整形外科クリニック(豊平区)の齋藤友裕理学療法士に紹介して頂いた。


低侵襲な療法へ進化

下肢静脈瘤の最新治療

 脚の血管が浮き出したり、瘤のようになる下肢静脈瘤は、静脈の血液が逆流して起こる病気です。加齢と共に発症率が高まり、国内には1000万人以上の患者さんがいると推定されています。従来からの外科手術に代って最近は、レーザーや高周波、接着剤を使用した血管内治療が主流になっており、より低侵襲な治療へと進化しています。旭川医科大学(旭川市)の東信良教授に、下肢静脈瘤の発症メカニズムや最新の治療法などについて解説をお願いしました。


カラーグラビア /いっしょに、あそぼう!手づくりおもちゃ

「おうち時間を楽しくする☆家にあるものでおもちゃを作ってみよう!」をテーマにおもちゃの作り方をご紹介します。取材協力・札幌市環境プラザ

今月のおもちゃ/ゴム鉄砲

今月は割り箸を使ってゴム鉄砲を作ってみよう!

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