北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

8月号

特集記事

免疫記憶によって病原体への感染を防御する

ワクチンが働くメカニズム

 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が本格化しています。本来、ワクチンはどのようにして効くのでしょうか?感染予防の“切り札”として期待されるワクチンが働くメカニズムについて、北海道大学遺伝子病制御研究所分子生体防御分野の高岡晃教教授に解説をお願いしました。


ホルモン療法と放射線療法で高い治療効果

前立腺がん

 超高齢化と共に年々患者数が増加している前立腺がん。進行が遅く高齢になって発症するケースも珍しくない。その治療法は近年進歩しており、選択肢も増えている。特にキーワードとなるのが、「ホルモン療法」「ダ・ヴィンチ(内視鏡下手術用ロボット)」「放射線治療」の3つだという。中田泌尿器科病院(西区)の中田康信院長に解説して頂いた。


食事の炭水化物を把握し、食後の血糖上昇をコントロール

カーボカウント

 糖尿病治療で、カーボカウントによる食事療法を取り入れる医療機関が年々増えています。食事で摂取した炭水化物量を数え、連動してインスリン投与量を調節し、血糖値を良好な状態にコントロールする考え方です。“糖質制限”と異なり、より自由度の高い食生活を実現できるのが最大のメリットになります。北海道大学大学院医学研究院糖尿病・肥満病態治療学分野、三好秀明特任教授に、近年注目されているカーボカウントについて解説をお願いしました。


首の後屈動作は症状悪化の元

頸椎疾患

 加齢に伴い増加する整形外科疾患は膝や股関節、肩だけではなく、頸椎(くび)に関わる疾患も多くみられている。加齢のほか、日常的な動作が悪化要因になることもあるという。頸椎の病気の種類や治療法について、我汝会さっぽろ病院(東区)の室田栄宏副院長に解説して頂いた。


全身の臓器に肉芽腫を作る免疫疾患

心臓サルコイドーシス

 サルコイドーシスとは、全身の臓器に肉芽腫を作る慢性の免疫疾患のこと。特に注意が必要となるのが、心臓に肉芽腫ができる心臓サルコイドーシスだ。2016年に改訂された「心臓サルコイドーシスの診療ガイドライン」では、より疾患の実態に即した内容に更新されている。同ガイドラインの班員でもある札幌南一条病院(中央区)の土田哲人院長に解説して頂いた。

カラーグラビア /いっしょに、あそぼう!手づくりおもちゃ

「おうち時間を楽しくする☆家にあるものでおもちゃを作ってみよう!」をテーマにおもちゃの作り方をご紹介します。取材協力・札幌市環境プラザ

今月のおもちゃ/飛行リング

今月は、折り紙や包装紙などを使って、回転しながらとぶおもちゃを作るよ!

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