北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

8月号

特集記事

年齢と共に発生リスクが急速に高まる

心房細動

 どきどきする、息が切れやすい、疲れやすいなどの症状が現れ、心臓のリズムが不規則に拍動する「心房細動」。健康な人でも発症する可能性があり、長い間にわたって全く気付かないことも。高齢社会の進展で患者数が増加、年齢と共に発生リスクが急速に高まりますので、日ごろの健康管理、生活習慣が予防のかぎになります。北海道大学大学院医学研究院循環病態内科学教室の渡邉昌也助教に病気の特徴や治療方法、注意点などを伺いました。


薬と上手に付き合うために

かかりつけ薬局とは

 薬は病気の治療や、生活習慣病のコントロールに欠かせないものです。高齢になって複数の疾患を持つ方は、飲む薬も増えてくることがあります。薬と上手に付き合うためには気軽に相談できる、かかりつけ薬局を持つことがコツ。そこで薬剤師の役割や利用法などについて知っておきたいポイントを、北海道薬剤師会の中井眞由美理事に解説して頂きました。


楽しく食事をするために

高齢者の“むせ”に要注意

 年を重ねると、手足の衰えと同じように飲み込みの力も衰え、摂食や嚥下の障害が起きがち。実際、在宅や施設、医療機関等では、摂食・嚥下障害がみられる高齢者が増えているのが現状という。西堀病院(函館市)リハビリテーション課の寺田昌弘在宅課長(言語聴覚士)に、飲み込みをめぐる現状と、少しでも食事の喜びを取り戻すことができるケアのコツなどについてお聞きした。


栄養状態を見直し健康寿命を延ばそう

健康長寿の食事

 我が国では超高齢化が加速している。平均寿命が延びるにつれ、重要になるのが健康寿命。その健康を維持するためにも気を付けたいことの1つが栄養状態の維持。新さっぽろ脳神経外科病院(厚別区)の工藤厚子管理栄養士に、健康長寿のための食事についてアドバイスを頂いた。


認知症との関係も指摘されている

硬膜下血腫

 脳と硬膜の間に血液が溜まることで発症する硬膜下血腫は、頭を打つなどの頭部外傷で発症する代表的な病態です。本人が忘れてしまう程度の頭部外傷を起因とする慢性硬膜下血腫は、認知症との関連も指摘されています。硬膜下血腫について、北海道大学大学院医学研究院 神経病態学分野 脳神経外科学教室の長内 俊也診療講師に伺いました。


介護人材不足解消に向けて

介護ロボットの現状

 介護人材の不足が課題となる中、対策のひとつとして介護ロボット普及推進事業が行われている。この事業の委託を北海道から受けている介護老人福祉施設手稲つむぎの杜(手稲区)の施設ケア部生活支援課の中村将太課長に、同施設で行ったアンケートをもとに介護ロボットの現状についてお話をうかがった。


カラーグラビア /手ぬぐいの楽しみ方

今月のテーマ/災害時に役立つ手ぬぐいの使い方

 帽子やマスク、けがをしたときの包帯代わりなど、何通りにも使える手ぬぐいは非常時にも重宝します。

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