北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
暮らしと健康の月刊誌:ケア

6月号

特集記事

動脈硬化による高度石灰化が課題

冠動脈疾患の最新治療

 心臓の冠動脈が狭くなったり、つまったりすると心臓に十分な血液が行き届かなくなる冠動脈疾患が起こる。原因は動脈硬化だが近年より硬くなった石灰化を伴う高度石灰化病変が増加傾向にあり、治療における課題となっている。このような冠動脈疾患の治療に道内で唯一ダイアモンドバックを取り入れた治療を行っている札幌東徳洲会病院(東区)の山崎誠治副院長にお話をうかがった。


8週間以上続く慢性咳嗽で考えられる呼吸器疾患

長引く咳

 咳が長引く場合は何らかの病気が隠れていると考えられる。かぜだけではなく、重篤な場合は肺がんや結核が咳の要因となることも。また、胃食道逆流症や心因性によるものなど呼吸器系以外の疾患や症状が原因になるケースもあるという。具体的に、長引く咳にはどのような原因が考えられるのか。KKR札幌医療センター(豊平区)の福家聡呼吸器内科部長代行に、呼吸器系の疾患が要因となる咳について解説して頂いた。


膝の痛みに苦しんでいる人が多い

変形性膝関節症

 国内における変形性膝関節症の有病者数は2,530万人。膝痛、腰痛、骨粗鬆症のどれか1つ症状がある人は4,700万人いるといわれており、いかに膝の痛みに苦しんでいる人が多いかが分かります。札幌医科大学整形外科学講座の神谷智昭助教に、変形性膝関節症について、病態から治療、診断、日常生活のケアまで、幅広く解説していただきました。


早期にみつければ治る病気。50歳からは2年に1度の内視鏡検査を

大腸がん

 国立がん研究センターの発表によると、2014年の1年間に大腸がんと診断された患者数は13万4,000人で、胃がんを抜いて1位になりました。食生活の欧米化に伴って大腸がんは増加傾向にありますが、健診などで早期に発見できれば、ほぼ確実に治るがんです。北海道大学病院光学医療診療部の清水勇一診療教授に解説していただきました。


役立つ薬の知識 ?種類・飲み方・副作用?

知っておきたい薬の基礎知識

 病気の治療や生活習慣病のコントロールなどで、毎日薬を飲んでいる人も多いはず。しかし、日常的に飲んでいる薬だからこそ、守っておかなければならないこともある。そこで、薬についてよくある疑問に答える形で、札幌徳洲会病院(厚別区)の竹内正真薬局主任に、知っておきたい薬の知識について解説していただいた。


カラーグラビア /手ぬぐいの楽しみ方

今月のテーマ/子育てに役立つ使い方

 文字通り手をぬぐうだけでなく、汗取りや、よだれかけ、帽子など色々な用途で使える手ぬぐいは、子どもと一緒にいるときも1枚持っていると役立ちます。

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。