北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

3月号

特集記事

重篤な疾患が背後にある可能性も

吐血と下血

 吐血と下血は人間にとって体の異常事態を示す重大なサインだ。中には命を脅かす病気が隠れている危険もあり、できるだけ早期に医療機関を受診し、原因を突き止める必要がある。吐血と下血、それぞれにはどのような背景が考えられ、どのような特徴があるのか。浜田内科・消化器科クリニック(中央区)の浜田結城院長に解説して頂いた。


薬物療法の進歩で治療効果は大きく向上

神経障害性疼痛

 国際疼痛学会によって「末梢神経から大脳に至るまでの神経伝達経路のいずれかに病変や疾患が存在する際に生じる疼痛」と定義される神経障害性疼痛。わかりやすくいえば、けがや病気など、さまざまな原因によって圧迫や障害を受けた神経自体が正常な反応(興奮)ではなく、異常な反応をすることによって起こる痛みのこと。神経障害性疼痛は近年になってよく耳にするようになった言葉だが、具体的にはどのようなことを意味するのか。札幌整形外科脊椎脊髄センター(西区)の室田栄宏医師に解説してもらった。


札幌市の相談件数は毎年1万件超え。だまされない心構えを!

悪質商法

 悪質な手口による消費者トラブルは後を絶たないどころか、悪質化、巧妙化し、全国的にも未だ数多くの相談が寄せられている。札幌市消費者センター(北区)の恩田正弘係長に、具体的な手口と最近の動向を解説してもらった。


患者さんのQOLを向上させる

在宅酸素療法とは

 呼吸機能が低下し、呼吸不全の状態が1か月以上続く状態を慢性呼吸不全といい、重度になると外出が困難になり、日常の動作でも息が切れることもある。こうした患者さんのQOL向上のために対症療法として用いられるのが在宅酸素療法で、利用者は全国で約30万人にも上るという。慢性呼吸不全の患者さんを支える在宅酸素療法について、ちあき内科・呼吸器科クリニック(中央区)の濱松千秋院長に教えて頂いた。


カラーグラビア /ほっかいどう クロニクル 写真と文章で綴る今昔物語

第24回

 札幌の中心部を走る市電は、もともと石材などの運搬を行う馬車鉄道だった。地下鉄の開通と共にその役目を譲り渡した路線もあるが、2015年のループ化で利便性が向上し現在も市民の足として親しまれている。

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