北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

2月号

特集記事

男性ホルモンの減少が引き起こすさまざまなリスク

LOH症候群(男性更年期障害)

 何事もやる気が起こらない、体がだるい、憂うつな気分になる…。働き盛りの男性で、そんな症状がしばらく続く場合はLOH(Late-onset hypogonadism)症候群(男性更年期障害)かもしれない。中には仕事上のストレスによる、うつ状態と診断されていたケースが、LOH症候群だったというケースも。近年は男性ホルモンの研究が進み、明らかになってきたことも多いという。福住泌尿器科クリニック(豊平区)の梅原次男院長に解説して頂いた。


さまざまな足の悩みに対応

フットケア外来

 足がいつも冷たくてつらい、しびれが続いている。たこや巻き爪で足が痛いということはないだろうか。特に糖尿病などの持病があり、透析を受けている患者さんでは足の感覚が鈍く症状に気付きにくいこともあり、注意が必要。そうした患者さんの症状の早期発見・治療のためにフットケア外来・フットウェア外来を開設している桑園中央病院(中央区)の佐竹享子皮膚・排泄ケア認定看護師にお話を伺った。


治療継続率の向上めざす骨粗鬆症マネージャーの取り組み

骨粗鬆症

 高齢化の加速と共に、今後さらに患者数の増加が予測されている骨粗鬆症。一方、骨粗鬆症は自覚症状が伴わない場合もあり、発見の遅れや治療の中断がみられることが課題という。かわむら整形外科 リウマチ・人工関節センター(富良野市)の川村大介院長及び、骨粗鬆症マネージャーの資格を持ち、患者啓発を積極的に行っている田村理奈看護師、丸井陽輔理学療法士、板垣裕診療放射線技師に、現状と取り組みについてうかがった。


高齢になれば誰にでも生じる可能性がある

腰部脊柱管狭窄症

 立っている時や歩行している時に、臀部や下肢に痛みやしびれが生じ、休むと治まるといった症状がみられたら、腰部脊柱管狭窄症が疑われる。誰にでも生じる可能性があるこの病気について、札幌医科大学整形外科学(中央区)の吉本三徳准教授に解説してもらいました。


「こんなはずではなかった」「もう限界です」の言葉の背景には…

“うつ状態”が急増する現代社会

 近年、人間関係や仕事上の問題などから、心身に変調を来し受診するケースが増加している。実態としては、「うつ病」ではなく、「うつ状態」であるケースがほとんどというが、その背景にはどのような問題があり、どう対処していくべきなのか。メンタルケア札幌(東区)の鎌田稔精神科ソーシャルワーカー(PSW)に聞いた。


脳科学の進歩で大きく変化するリハビリ現場

ニューロリハビリテーション

 近年、最先端の脳科学理論を応用したリハビリテーションとして耳にする機会が増えている「ニューロリハビリテーション」。従来不可能とされた維持期における麻痺の改善報告もあるなど世界的に注目を集めている。リハビリテーション医療を通じて在宅生活の支援を目指す医療機関として、2017年6月に開設した札幌渓仁会リハビリテーション病院(中央区)の橋本茂樹副院長にわかりやすく解説して頂こう。


カラーグラビア /ほっかいどう クロニクル 写真と文章で綴る今昔物語

第23回

 美味しそうな駅弁が並ぶ弁菜亭の売店。札幌駅の駅弁の歴史は古く現在も駅で営業を続ける札幌駅立売商会の創業は明治32年。100年以上も札幌の名物駅弁の歴史を守り続け、観光客だけでなく地元にもぬくもりのある北海道の味を届けている。

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