北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

5月号

特集記事

発熱・咳・誤飲 

小児の体調不良

子どもの夜間における急な発熱、咳といった体調不良は、そのまま翌日まで様子見がよいのか、それとも急いで受診した方がよいのか、なかなか判断できないことが多い。今回は、とくに子どもに多くみられる発熱と咳、誤飲に絞って、豊平おおたこどもクリニック(豊平区)の太田八千雄院長に、対処法や緊急受診の必要性などについて解説してもらった。


脳卒中のなかでも死亡率が高い

くも膜下出血

突然の激しい頭痛とともに吐き気、嘔吐の症状がみられ、重症の場合は意識障害で発症することもあるくも膜下出血。現在の発症傾向と治療法について中村記念病院(中央区)の佐々木雄彦本部長に解説してもらった。


唾液が出にくいと思ったら要注意

ドライマウス

近年、ドライマウスの症状を訴える患者さんが急激に増加している。唾液の分泌の減少によって口腔内の乾燥が生じることから、日本語で口腔乾燥症と呼ばれ、国内での患者数は推定で数百万人ともいわれている。その症状や治療、ケア方法などについて札幌歯科医師会の原田尚也理事(森林公園歯科医院院長)に聞いた。


チーム医療で全人的な痛みをサポート

緩和ケア

医療機関を受診した際、緩和ケアという言葉を聞いたことがないだろうか。緩和ケアは主にがんの患者さんを対象に、痛みや症状のコントロールを行い、同時に不安などの精神症状や日常生活へのサポートを行う全人的なケアをいう。全国にも緩和ケアを行う医療機関は増えているが、実際にどのような考え方をもち、どのようなことを行っているのか、KKR札幌医療センター(豊平区)の磯部宏緩和ケア科部長に聞いた。


早めの治療で負担を減らそう

皮膚がん

皮膚がんは、皮膚に発生するさまざまなタイプの悪性腫瘍の総称。皮膚の組織を構成する細胞ががん化したもので、異常に増殖して大きく隆起したり、しこりのようになったりする。皮膚がんのなかでも、比較的患者さんの数が多い基底細胞がん、有きょく細胞がん、悪性黒色腫について、こくぶクリニック皮膚科形成外科(清田区)の國分一郎院長に解説してもらった。



カラーグラビア /北の礎〜語り継がれる地域の貢献者たち 

道内初の社会福祉施設を創設
寺井四郎兵衛

寺井四郎兵衛(てらいしろべえ)。今や道内でもその名を記憶する人は少ないだろう。寺井は明治期に函館で社会福祉事業を興し、道内初の社会福祉施設「函館慈恵院」を創設するなど、道南はもとより北海道の社会福祉の基礎を築いた人物である。寺井家はもともと商人であり、四郎兵衛は「金持ちになっても旦那様にはなるな。死に金を溜めるなかれ」という家訓にのっとり、利益を還元する精神で事業に取り組んだのだった。

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