「介護保険施設における看護職の役割とチームケア研修会」公益社団法人北海道看護協会主催(北海道委託事業)より
有限会社コミュニティ代表取締役 羽田三紀子氏
昨年度、弊誌では特別養護老人ホームにおけるドーナツ窒息死事件東京高裁判決について特集を組み、高齢者ケア施設における危機管理のポイントなどについて弁護士の方に解説いただきました。認知症などを伴う入居者等のケア・支援には支援者としての専門的知識や技術が求められますが、コロナ禍によりその難しさはさらに増しています。本号では、昨年開催された「介護保険施設における看護職の役割とチームケア研修会」(主催:公益社団法人北海道看護協会〈北海道委託事業〉)における有限会社コミュニティ(紋別市)代表取締役・羽田三紀子氏の講演から、介護施設におけるセーフティマネジメントについて紹介します。羽田氏は、セーフティマネジメントは利用者等の「人間としての尊厳を尊重し、危険を最小限に抑えること」と述べ、人権擁護の重要性を強調。その上で、リスク回避を行うマネジメントの推進を提唱します。羽田氏の講演から、セーフティマネジメントについて学びます。
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