第23回北海道糖尿病看護研究会(代表世話人 市立札幌病院・川崎てるみ氏、当番世話人 王子総合病院・近藤美佐子氏)が2018年10月28日、札幌市中央区のかでる2・7を会場に開かれました。特別講演は北海道医療センター腎臓内科医長の柴崎跡也氏の「糖尿病性腎症の重症化予防と腎代替療法について」、市立札幌病院腎臓移植外科部長の原田浩氏の「糖尿病と腎移植〜手遅れにならないために〜」の2題。
パネルディスカッション「地域における糖尿病腎症の予防と進展抑制の為の取り組み」は、看護師の立場から王子総合病院の近藤美佐子氏、訪問看護師の立場から同じく王子総合病院の菅野淳子氏がパネリストとして発言、フロアを交えて経験交流、意見交換を行いました。また、ランチョンセミナーでは市立札幌病院の摂食・嚥下障害看護認定看護師の奥田美希氏が「糖尿病と摂食嚥下について」をテーマに講演。誤嚥性肺炎を予防する因子として口腔清掃、口腔リハビリによる機能回復、免疫力向上、環境調整として摂食環境、体勢姿勢、頸部姿勢の調整、飲み込みやすい食事形態などについて解説しました。
一般演題発表のクリニカルトーキングは糖尿病透析予防指導管理やフットケアに関するテーマをはじめ13題が発表され、糖尿病看護を巡る今日的課題を追究しました。透析予防指導に係る演題を中心に紹介します。
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