北海道医療新聞社

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看護職向け月刊誌:ベストナース

9月号

特集

PNS(R)開発者の福井大学医学部附属病院・上山香代子氏の講演

実践! PNS(R) 札幌医科大学附属病院、市立札幌病院の実践紹介

 弊誌今年1月号では、2人パートナーによる新たな看護方式に取り組む施設を紹介しました。本号では、パートナーシップナーシングシステム(PNS)に取り組む札幌医科大学附属病院と市立札幌病院の実践を示し、導入の過程、実践、そして課題などを紹介します。また、PNSの開発者である福井大学医学部附属病院・統括看護師長の上山香代子氏の講演(6月、北海道看護研究学会ランチョンセミナーより)を掲載し、同病院におけるPNSの実際や導入のポイントなどを学びます。このほか、70頁には誌上看護研究として函館協会病院の「PNSマインド定着に向けた取り組み」(本年度北海道看護研究学会で発表)も紹介していますので、併せてご覧ください。



地域応援ナース訪問記〜北海道の津々浦々で活躍中!〜

 公益社団法人北海道看護協会(上田順子会長)北海道ナースセンターが実施している地域応援看護師確保対策事業(地域応援ナース)は、看護職員の地域偏在に対応し、未就業看護職者が看護職員が極めて不足している地域に滞在して、当該地域の医療機関等に地域応援ナースとして1カ月〜1年就業し、不足地域の看護を支援する取り組みです。北海道ナースセンターでは、地域応援ナースを発掘し、就業に至るまでの支援システムを構築し、2015年11月から運用を開始しました。年々、登録者数、受け入れ施設が増加し、2017年度は新規登録者22人、登録者32人、実際の応援者は14人(18件)に上り、9病院に就業しました。また、地域応援ナース終了後、当該施設に正職員として就職した人が3人いました。
 本誌では現在、地域応援ナースとして活躍中ないしは終了後正職員として就職した人と、看護管理者のもとを訪問し、話を聴きました。


第17回北海道病院学会シンポジウム

「地域共生社会を目指して」〜医療従事者の働き方改革を考える〜

 第17回北海道病院学会のシンポジウムは、国の働き方改革実行計画に基づき、「医師の働き方改革に関する検討会」が、今年度末までに医師の時間外労働規制のあり方と医師の勤務環境改善策をまとめ、5年後を目途に規制を適用していくことから、表題のテーマで企画されました。
 シンポジウムに先立って社会医療法人ペガサス理事長であり、同検討会メンバーとして議論に参加している馬場武彦氏が基調講演を行いました。馬場氏は、医師の特殊性として「働くことの誇りやプライドを持つケースが多いこと」と「自己研鑽の側面があること」を指摘。その上で労働時間とストレスに相関性が無いというデータも示しつつ、改革には「働きたい医師が働けるような措置も考慮すべき」と主張しました。また、地域医療を守る観点からの検証も不可欠であると論点を提起し、「極端な労働規制は、地域医療や救急医療の崩壊、さらなる地域偏在を生み出す恐れもある」と、警鐘を鳴らしました。
 急性期総合病院、慢性期病院、地方中核病院の立場から演壇に登った道内の3人のシンポジストの発言を紹介します。



■日本看護研究学会第28回北海道地方会学術集会シンポジウム
■新看護管理者のプロフィールと所信2018
■北海道看護協会保健師職能集会から
講演「公衆衛生看護活動の原点を探る〜先輩保健師の語りからみえる保健師の未来〜」


【連載】

●根室地域自治体医療機関の紹介 第3回 町立中標津病院 
●地域をつなぐ緩和ケア認定看護師 第2回
●気軽に 楽しく コンチネンスカフェ 第29回
●回想法で楽しくやさしく〜心療回想法の理論と実際〜
-日本回想療法学会 小林幹児会長- 
第168回 回想法の原点を巡る〈2〉 原体験を語る「フロイト」
●誌上看護研究発表
町立中標津病院「妊婦の風疹に関する知識とその背景の分析」
函館協会病院「PNSマインド定着に向けた取り組み〜マインド研修後の看護師の意識変化」
●ナースの暮らし応援ガイド「ヨガでリフレッシュ(51)」
トータルバランスリポ主宰 池田清美さん
●リラックス・タイム〜日本茶トピックス
[日本茶インストラクター 玉木幸男氏(お茶の玉翠園)]
●ナースレーダー
●ニュースBOX
●ブックレビュー
【グラビア連載】
●3年目の決意−日々の成長が組織のチカラに−
第30回 洞爺協会病院
●Pick Up トレンド(東急ハンズ札幌店)
-最新・おすすめ〔防災〕グッズ-
●エンタメガイド[映画・DVD・イベント・音楽情報]
●お取り寄せ[新超よくばりセット(フューモアール)]

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