日本看護協会出版会が主催する2017年度全国看護セミナー「認知行動療法に基づく看護ケア」が8月5日〜6日、北海道看護協会会館で開かれました。
認知行動療法は、16年度診療報酬改定で看護師が実施する場合の評価が新設されるとともに、精神神経疾患の患者ケアだけではなく、認知症患者の家族ケア、慢性疼痛やがん性疼痛に加え糖尿病や心筋梗塞などの生活習慣病分野においても研究実践が進められ、さらに、健康な人のメンタルヘルスの保持・増進にも積極的に活用され、適用範囲が大きく広がっていることから、看護職にも注目されています。
全国看護セミナーでは、神奈川県警友会けいゆう病院看護部・医療心理士の小平さち子氏と国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター長の堀越勝氏に、認知行動療法を活用したストレスマネジメントや、ケアの場での対話技法について、豊富な演習を織り交ぜながら楽しく学びました。
|