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それゆけ聖天使号!
■#3 それゆけ守銭奴号!
〜キミも翔びたいのかい?(ニヤリ)〜 |
(2005/05/15) |
◆航路 ロートシルト→ソフィア
◆PC
交渉人 ラスティ
35歳ぐらい♂(グラン・パ)
航空士 ゲルハルト 16歳
45歳ぐらい♂(レイジファルコン)
風読み シーネ
16歳♀(風占)
◆船
守銭奴号・エース級
◆マキノート
まいったなあ。 さすが「守銭奴」号・・・金のために元仲間まで売るとは(苦笑)。
海賊との戦いは、GNとしては、「空船戦闘」に持ち込み、現実の厳しさを教えてあげよう♪なんて思っていたのだけど、PCらには上手に立ち回られ、なんと空賊船長のの全く苦手な「交渉戦闘」に持ち込まれてしまったのでした。 しかも、そこで1ゾロ(苦笑)。 すごいことに、オーナーも1ゾロで敗退。 このゲーム、いかにさいころをたくさん振りったこと、しかもいかに1ゾロを出しやすい環境かということを改めて思い知りました(笑)。
オーナーのプレイヤーは、実はTRPG初挑戦。 ・・・とてもそうとは思えないほど上手でした。 ・・・これが、若さか?<何でもそのせいにしてみる
◆次回の宿題
技能とアイテムの説明がなかった。 「読んでね」と紙を出しておいたまではよかったが、それを各人がみたかどうかの確認をしていない・・・。 これって、説明したうちには入らないですから、GN。
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◆概要
98年の5月15日。 5日後に元提督誕生日を迎えたロートシルトはにぎわっていた。
何しろ、今年は元提督が60歳になる誕生日で、盛大なまつりが行われる年だったからである。 そんな折、ここに、また一艘の交易船が誕生していたのだった。
◆5/15
ベテラン船乗りのオーナー(交渉人)と(航空士)は、ルーキーの風読みシーネ、女船長のベロニカ(NPC)を加え、トレイダーズポイントとなる「踊る子鹿亭」にて、トレイダーズ協会からの急ぎの仕事を受けていた。
60樽分の白い板を、ベニスまで3日間で運んでほしいというものである。 この白い板とは、実は5日後の元提督誕生日のメインとなるはずの、新型戦艦の外装の飾りの一部であった。 その外装を美しく飾るために必要な白木は大変高価で、これまでに空賊に遭ってしまい、まだベニスに届いていないのであった。
お披露目まであと5日。 新造船は飛行速度に特化したタイプであり、その性能はベニス→ロートシルトを1昼夜で結ぶ事ができるものであった。 白木で最後の仕上げをするのに職人が全力寝ずの仕事で1昼夜。 ・・・そこから逆算し、3日間で木材を運んでほしい、ということになったのである。
モノと情報はふんだんに揃うロートシルトから、その白い木をベニスまで運ぶのが今回の使命である。
クルーは相談し、まずは山脈越えをせずに、3日で確実にベニスまで材料を届ける方法を考えた。
◆5/16
1日目は1度だけ離水に失敗したものの、その他は順調に進んだ「守銭奴」号。が、2日目はベタなぎで全く進まなくなってしまう。<ありがち そのとき自力で進んでいる船に曳航を頼んだら、これが実は海賊船だった!<ありがち
しかも、荷物として積んでいたお姫様が、「実は」女海賊船長だった!!<超ありがち
が、その不利な状況を逆手に取り、シーネを脅していた女空賊船長を逆に捕まえ、なんと「交渉戦闘」に持ち込んだ。
・・・が、その戦闘に入ろうとするやいなや、「雷精の不調」で船は急降下。 降りていった先には「オニヒトデ」の大群。 しかも船内ではサルが暴れ。
オーナー:「(落下する船の甲板でニヤリと笑い)すべて計算のうちだったのだよ」 全員:「マジかよーーーー!!!!」
ニヒルに笑いながらも、交渉の要のオーナーがさっさと1ゾロで脱落(笑)。 ・・・その中で続く交渉。 結果は、オニヒトデの大嫌いな女海賊船長が白旗を揚げた(こちらも1ゾロ)。
交渉戦闘では辛くも勝利を収めたものの、白兵戦闘か空船戦闘を仕掛けてこようと、同じく急降下で追ってくる5隻の海賊船。
・・・結果は、航空士がアクロバティック飛行で奇跡的に回復し、その後空に上る気流を見つけた風読みのおかげて急上昇! 近づいてきた背の高い積乱雲を飛び越すように、「守銭奴」号は雲の彼方へと消えていったのであった。
守銭奴号とクロスするように降下していった海賊船は、あわれオニヒトデの群れの中に消えていったのであった・・・。
オーナー:「だからいったでしょ。すべて計算のうちだったのだよ」 GN:「うそつけー!」
そうしてベタなぎからは脱出したが、遅れた半日分の航路は埋めることができない。 そのため、彼らは夜間飛行を行うことを決心したのだった。
◆5/17 「・・・だめだ、この調子では、今日中に間に合わない」 この日も続けて飛び続ける「守銭奴」号。だがしかし、夕方となった時点で、まだ航路の半分ほど、○○上にしか達していなかった。 このままでは、納期には間に合わない。
シーネ:「まだあきらめちゃダメ! ・・・ねえ、あそこに、光る風の流れが・・・!」 夕日に照らされた光を見つけた船員は、いちかばちかで光の風の流れにまかせ、船を大きく傷つけながら(-10,000G)も明け方までに町に着き、約束通りに材料を届けたのだった。その後、新造艦は急いで白木で染め上げられ、翌日にはロートシルトに向けて羽ばたいていったのであった。
彼らはこのとき知らなかったが、パレードに新造戦艦を間に合わせることに役立ったことがロートシルトで知られ、「白き翼の交渉人」と呼ばれることになるのである。
・・・が。
そのオーナーが、海賊退治の報奨金25,000欲しさに元船長のベロニカを売ったことがばれ、「黒き翼の・・・」と、たった1週間程度で改名させられるのを、このときはもちろん誰も知らなかったのであった(笑)。
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