韓流ブームに想う

  ついに、BSアンテナとBSデジタルチューナー付きのDVDレコーダーを買ってしまった。智香が「冬ソナ」にはまり、BS―NHKでやった同じチェ・ジゥがヒロインの「美しき日々」を観終わり、今はBS日テレの「秋の童話」を観ている。私も前の二つは半分くらい観たのだが、日本でも一昔前はこういう純愛物語が多かったのではと思わされた。でも、今の若い人には余り受けないみたいである。韓国というと、日本では蔑視・差別の対象とされることはあっても、あこがれの存在では決してなかったのだが、この両ドラマでは、日本より洗練された上質の暮らしぶりに、韓国に対するイメージが変わった人が多いのではと思う。もっとも、これらのドラマは韓国的な文化を極力抑えて表現しているし、かつて日本に植民地支配され、またつい最近までは北朝鮮より抑圧的な軍時政権下で苦しめられてきた、韓国の恨(ハン)の歴史ドラマが日本で放映される日は来るのだろうか? マスコミが仕掛けた韓流ブームには違いないのだが、両国のよりよい友好関係に結び付くのならば、結構なことだと思う。

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