さて、初日の練習ですがコースは向かって右側のコースでした。旗門数は20旗門ぐらいだったと思います。まだ、慣れていない子供達はフリーをさせ、その時に一緒に滑っていただいたのが竹林コーチでした。ゆっくりと、しかししっかりと、滑っていく子供達を見ていると、将来楽しみになりますね。監督の因監督は、仕事の都合で最終日の参加となり、下田顧問はこれまた仕事の都合で2日目からの参加でした。そのため、北見の市原コーチには様々な面でお世話になってしまいました。本当に有り難く、かえってからは北見の方向に足を向けて寝ていません(笑)。


練習ですが、子供達はそれなりには仕上がってきていました。しかし、積まれた課題は沢山あることも分かり、必死で滑っていました。特に5年生は、人数も多く必然にライバル意識が芽生えたのも当たり前でした。しかし、本当は、僕が選手にけしかけたのも事実です(笑)。コーチとして欲がない選手を教えるのも辛いものがあります。欲があり前向きに滑る選手は見事なまでに、指導をスポンジのように吸収していきます。しかし、欲のない選手は聞いても、理解してくれません。また、分からないことは、分かっているように聞き流し、何度指導しても悪いところは治りません。気を長く持ち、その子に欲を持たせるようにするのが一番の薬になるかも知れません。その子の持ち味をこちらで理解して、どうすればいいのか考えることもコーチとして大切な部分ですね。
 
 そして、練習は昼休みになり、元気に食堂へ。初日はみんな元気なものです。思い思いに好きなものを食べ、一時の幸せを感じたことでしょう。しかし、そんな甘い合宿ではないことをこれから選手達が痛感することとなるのです(笑)。一生懸命練習をして、お腹を空かせているわけですから、通常家にかえれば好きなものを食べれます。しかし、ここは合宿です。そんな甘い考えは見事にくだけ散っていくのです(笑)。出された食事をしっかりと食べ、食事の最低限のマナーを守っていただくわけです。育成会の皆様には非常に言いづらいことですが、合宿初参加の子達は、日頃何を食べているか理解に苦しむような食事の姿勢でした。好き嫌いは当たり前、野菜は手もつけない有り様で、よくここまで病気にならず生きて来れたと思います。辛口ですが、もし、この文章を読んでいるお父さん、お母さんがいらっしゃるのなら、お願いしたいです。 仕事と家事で大変だと思いますが、子供と一緒に好き嫌いや食べ残しを克服してほしいです。健全な選手は食べることにも努力します。選手の家庭での食生活もとても大事です。合宿だけでは、直すことはできません。お父さん・お母さんとともに頑張ってほしいのがコーチからの願いです。

 と、お堅い文章が続きましたが、初日はみんな必死に頑張っていました。こんなにいいことを書いていて、では実際のコーチ達はいかがだったかと言うと、、、、、、やはり、飲んだくれ(笑)。一日の疲れはビールで癒すのでしょうか。酔っぱらったコーチにつきあう選手も苦労をするのです(笑)。ねえ近藤君(笑)